【ONE PIECE】繋がっている仲間の絆〜fifth〜

No.205 ページ18

サンジ「…ビビちゃん、そいつらちょっと、おれ達がしめてやろうか？」

エース「…ま、村の連中をカモにしてるってことには、盗賊もニセ反乱軍も似たようなもんだがな、少なくとも村は連中がいることで平和に暮らしてるぜ」

貴女「それでもしめる？」

…ビビは、一体どんな行動をとるのかな…？


サンジ「でもなAちゃん、お兄さんよ、ビビちゃんの気持ちになってみろよ、そんな奴ら、ブチのめしたくもなるだろうよ」

エース「別に好きにすればいいさ、おれの考えを言ったまでだ」


私は正直、ビビを試してるってのもある。


サンジ「そんなクソ野郎共、庇うことはねェ」

エース「庇っちゃいねェさ」困

貴女「私らは、お前らが先を急いだ方がいいと思ったから… ビビ「国が」


…？」


皆ビビを見る。


ビビ「隅々まで目を配れない今、村々の知事で治安を守れるのなら、それにこしたことはありません」

ナミ「じゃあ…」

ビビ「いいえ、まず彼らを試してみたいの」

ナミ・ウソ「試す…？」

ビビ「ええ。そのニセ反乱軍の人達に、村人達を守ろうという気持ちが本当にあるのなら、何を名乗っていようが、関係ないと思うの」

貴女「ふーん…あいつらの心を、試してから、…ってわけ？」ﾆﾔ…

ビビ「ええ」


なかなか考えてる王女さんだね…。

さすが、ここまで国を想う気持ちはなかなか……

私はただの革命軍だし、エラそうには言えないけど。


ビビ「そこで、皆さんには悪いんですが、やってもらいたいことがあります」


ﾆｯ

サンジ「お安いご用だビビちゃん」


ﾆｨ…

ルフィ「にひっ


よっしゃー!!何か面白くなってきたなァ!!」

チョ「え!?面白いのか!?」

ナミ「ちょっとルフィ!!遊びに行くんじゃないのよ、わかってる？」

ルフィ「わかってるよォ。要はさ、そのニセ反乱軍をぶっ飛ばしゃいいんだろ？」

サンジ「あ〜〜！────」


まあ、ルフィはいまいちわかってなかったけど、とりあえず皆ビビに協力することになった。



───
─



ｶﾞｱｧﾝ


貴女「…お、来たみたいだな」


出てきたのはさっきの4人組の男、ニセ反乱軍。

その正面には、ルフィ、右にはサンジとウソップ、左にはゾロと人型になったチョッパー。

後ろには期待している村人達。


逃げ場はない。


ルフィ「何だお前…反乱軍だと？」


ルフィがいつもより低い声で言う。


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