【ONE PIECE】繋がっている仲間の絆〜fifth〜

No.203 ページ16

私は少し大きめの空の水筒を取り出し、蓋を開ける。


そして片方の手で持ち、もう片方の手はお皿のような形にし、その手に何かがあり水筒に入れるような仕草をする。


ﾄｸﾄｸﾄｸﾄｸ…


すると、その手から水が湧き、水筒へと入っていく。


皆『!!?』


まあ、都合良く水を出してるだけなんだけどね。


貴女「うし」

ｷｭｯ…


貴女「ほら、水いっぱいまで入ってるからあげる」

ウソ「い、今…何を…？」

貴女「水を入れたんだけど？」

ゾロ「は…!?」

貴女「私、最初軍艦潰したとき、大波起こしただろ？」

サンジ「！あ、あれは美女の起こした奇跡なのかと…!!」

貴女「あはは、まさか(笑)


言ってなかったっけ？私、ミズミズの実の水人間だから」


手を水にして見せる。


皆『!?』

ウソ「すっげェ…!!

あれ？なら、その力で雨をおこしてやれねェのか？」

貴女「んー…アラバスタ全土は流石に無理かなー…」

少しの雨雲でもあれば雨降らせられるけど…。


他の水筒ももらい、水を注ぐ。


貴女「…と、私はエースを追うから」

ウソ「ええっ!?」

チョ「行っちゃうのか？」

貴女「まあ、あいつはルフィよりは考えれるけど……やっぱり、騒ぎ起こすときあるしね…


でも、また合流すると思うし


じゃね」ﾆｯ

ﾀﾝｯ…


私は地面を蹴ると、エースのいる方へと走り出す。


ん、これは……人数多いな……

ナミとビビとマツゲが捕まってるけど、ま、ルフィ達なら大丈夫か。



───
─



貴女「……何これ…サソリ？」


途中、サソリみたいなでっかい生き物の丸焼きがあった。


…ま、確実にエースの仕業だけど…。



───
─


？「お前ら、そんな腰抜けで反乱軍名乗るとは言い度胸だな。大の男が4人もそろって、やってることはえらくミニっちいじゃねェか」


反乱軍…？


貴女「へえ…ニセ物反乱軍ってコト？」


男「!?なんでてめェら!!余計なお世話だ!!いつの間に入り込みやがった!?」

男「飯泥棒!!」


次の瞬間、こいつらはボコボコになった。


エース「おかわり」

男「は─…はいはいはいはい、失礼しましたァ…」


リーダーらしき男は愛想笑いをし、皿を受けとる。


エース「美味いな、ここの飯」

男「はい、ありがとうございやす…」


エースは食べ続ける。


貴女「へー、私も頂戴」

男「へ、へい！どうぞどうぞ」


もぐもぐ…


たしかに美味いな…


男「すいません!!」


リーダーらしき男は、急に頭を下げて土下座の体勢になった。


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