【マギ】《・＊汚れなき人＊・》

２３輪 ページ27

A「…嫌じゃな…」




逆らわずに従うあちきも…仕事と言うとき、迷いがないはずなのに









クナイを持っている手が…震えること









ジャーファル「A？」









とジャーファルが隣で、あちきの名を呼んだ









A「なんじゃ…何か用か？」









ジャーファル「いえ…暗器を持っていたので、どうかしたのかと思い」









そうジャーファルに言われ慌ててクナイを隠す、…無意識に出していたのか









A「…錆びていないか…見ていただけじゃ、ソレより…主はシンドバッドについてなくてもいいのか？」









あちきはジャーファルにそう聞いた、するとジャーファルは









ジャーファル「シンよりもAのことが、心配ですから」









…ジャーファルは微笑んでそう言った、心配…いつぶりに言われたじゃろう









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月詠『A！！一人で突進するなとあれほど言っているじゃろう！！』









A『じゃが頭…あそこで行かなければ、仲間が死んでいた』









月詠『確かにそうじゃが…、自分の命の心配をしろ』A『そんなモノいらない』









月詠『はぁ…だったら…わっちが、主の命の心配をする』









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A「…ジャーファル…じつ、は…」ジャーファル「…はい」









こんなに途切れ途切れの…小さな声でも、ジャーファルは優しく聞いてくれる









ソレが…あちきにはどうすればいいかわからないが、動機が激しくなっていく









A「…さっき((「ジャーファル〜！！」…」









言おうとしたときシンドバッドが、ジャーファルを呼んだ









ジャーファル「なんですかってシン！！呑みすぎですよ！！」









そう言ってジャーファルはシンドバッドの元へ、足を向けたのを止めた









ジャーファル「あっA、さっきは何を…？」









と…心配したような顔でそう聞いてきた、わざわざ聞いてくれてすまない…









A「…何でもないでありんす」

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