能力 47 ページ47
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山篭りトレーニングを終え、旧闘技場に戻り汗を拭きながら水分補給をしていると、丁度黒尾さんがやって来た
日向は影山に負けたペナルティでまた山に行くと言っていた
そして午前中の稽古が始まった。
｢んじゃ、今日は影山スタートな｣
黒尾さんは自分の愛剣をハンカチで磨きながら、そう言って地面に座る
｢うっす、お願いします｣
｢お願いしますｯ！｣
私たちはお互い向かい合い、そう挨拶をして一礼
そしてゆっくりと剣を抜いて構えた
大丈夫。影山ならまだ隙がある。
お互い止まったまま様子を伺う
ゆっくりと流れる風が頬を撫でた
そしてその風が止まった瞬間
｢………はっ！｣
｢……！｣
＿＿＿＿＿ガキンｯ！！
影山が凄い速さで攻撃を仕掛けてきた
私は力強いそれを受け止め、お互いギリギリと刃を削りあう
お互いの顔が近づき睨み合うように目があった
なので、私はニヤリと笑いこう告げた
｢……今日は負けないから｣
｢…！｣
言い終わったと同時に距離を取り、もう一度近づき刀を強くぶつける。影山は受け止めるも私は怯まず何度も何度も打ち続けた
私が押せば相手も押してくる
私が何度も打ち付ける中、影山もだんだん押し返す力が強くなっていく
お互い攻撃を読み合い、心地よくすらなっていた打ち合いのリズム。
それが突然崩れる。
｢！？｣
Aはそのリズムの途中、刀を持つ握力は緩めず、踏ん張る力を弱めた
つまり、相手の攻撃を後ろに流したのだ。
それなりに強く打っていた影山はその力に流されて体が前に傾く。足場が不安定となり自然と剣を持つ握力も弱まる
Aはそれを見逃さなかった
Aはもう一度その場に踏ん張り、影山の剣を強く弾く。
＿＿＿＿＿カンｯ！
｢……くっそ！｣
しかし、剣が宙を舞うことはなかった。
相手は影山。やつがそう簡単に剣を手放す訳がない
そして影山も一歩足を前に踏み出して、何とか踏ん張る。しかしその間どうしても隙が生まれてしまう
もちろん、Aはその隙も見逃さない
｢これでっ……！！｣
剣と腕の隙間を抜け、
影山の剣がAの首元に当たる。
しかし、
それはAが影山の首に刃先を当てた後の話。
その光景はAの勝利を意味していた。
｢…………やった｣
自然とそう言葉が漏れる。
勝った？私が？影山に……？
あぁ、なんだか泣きそうだ。
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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