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能力 30 ページ30

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「凄い!」

「なっ、んだよ。突然声出して」


私はその光景を見て感動しながら、出てきた剣を見つめた。だって、何も無いところから剣が出たんだよ!?すごくね!?


「さ、触ってみたい!」

「……ま、まぁ、いいけど」


そして私がワクワクしながら、二口の作った剣に触れたとき、剣はポワワワ〜と溶けるように消えてしまった


「あ」

「は?」


そこで私は思い出した。

私の能力って『無効化』やーん
つまり、ニロの作った武器も消えるってことじゃーん



「……なんで消えたんだよ」

「……私の能力ッスね」

「……………………『無効化』………?」

「ピンポンピンポーン!正解した君には100ポイントあげちゃうぞ」


そんなボケを言うも、二口は華麗にスルー
私も特に気にせず彼をあることに誘った



「そうだ!私はこの後街に聞き込みに行くんだけど、二口も一緒に行こうよ。今日は自由行動みたいだし、どうせここに居ても暇だろう?」

「はぁ、嫌だよ。面倒くさい」


すると彼は即答でそう断る
そして「もう質問にも答えたんだから良いだろ。帰れ」と言われ部屋の外へ叩き出された


うーん、もう少し話したかったけど仕方ない。




部屋にいる影山を誘ってみようと部屋に戻るも、何故か誰も居なかった。何でだよちくしょー


一人で行くか……と仕方なく廊下を歩いていると、突然誰かに肩を叩かれた



「?」

「…………」



振り返り、後ろに居たのは青根だった
彼は謎の圧で私を見下してくる。私は何か悪いことをしただろうか………君、喋るのも初めてな気がするんだけど………


「……どうしたの?」

「………」


私の質問に無言な彼
うそーん、なんか言ってよぉ〜。なんか言ってよぉ〜
彼の圧に冷や汗が出る。

私は頭をフルに回転させ


「えと、私は今から街に行くんだけど……君も来る?」


そう聞くと、彼の纏っていた雰囲気が変わる
そしてどこか嬉しそうな表情でコクリと頷いた

なるほど、案外彼は分かりやすいな。
それになんか反応が可愛い。



「そうか!なら行こう!」

「………!」


そしてまたコクリと頷く彼。
私たちは宿を出て街へと向かったのだった






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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い、一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;・∀・) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです!!パロ系の話大好きなので頑張ってください!! (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘納豆 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年12月2日 21時

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