能力 16 ページ16
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｢Dランクが落ちこぼれなのは確か。しかしあれは一種の教育放棄だ。改善を願いたい｣
｢何故です？｣
｢あの環境では学力の向上は難しい。話によれば担任の先生までも差別の対象らしいね｣
すると、白裏は関係ありません。と言い切る
｢それは先生方の問題でしょう？｣
｢その問題から目を背けるとは、上に立つ者として如何なものかな。｣
｢要件は以上ですか？ならお帰りください｣
｢おまけに生徒の話も聞かない……と。この学院は生徒会長の選び方から見直すべきかもね｣
A自身、煽ってるつもりは一切無い。
だが前の学校でつけられたあだ名は " 煽り上手 " 。今回もそのあだ名の通り白裏のイライラは募っていく
｢Dランクはこの学院に居れるだけでも有難いと思ってください｣
｢君、もしかして、馬鹿ではないけど阿呆なタイプ？もう少し考えて発言しないと訴えられても勝ち目無くなっちゃうよ？｣
そこで白裏の堪忍袋の緒が切れた
｢……さっきからグチグチグチグチうっさいのよ。｣
｢あ、また化けの皮が剥がれた｣
｢だから何？お前らに投資する金なんて無ぇんだよ。所詮ゴミなの。分かる？黙って帰れクズ。｣
なんとも口が悪いこと。
しかし、ここでひとつ問題なのが………
｢……黒尾さん｣
｢………っ、、……ふぅ………｣
明らかに白裏の能力が黒尾さんを苦しめていることだった。本当にその場に立つのも辛そうだ。
あいにく私には何も変化は無い。
｢白裏、能力を解け｣
｢はぁ？私に楯突くのが悪いんでしょ？自業自得よ｣
白裏はそう乾いた笑いを零す
見下すようなその視線が私と黒尾さんを捉えた
｢そんな支配に頼って、いつか痛い目にあうぞ｣
｢ありえないわ、私に失敗なんてない。わかったら早く帰りなさい｣
｢………分かった、今回は失礼する｣
私はそう言って黒尾さんの腕を握って生徒会室を出て行った
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黒尾side
酷い吐き気が俺を襲う
立ちくらみと視界がチカチカと歪む
奴の前に立って、言い返そうなんて気は起きない
起きようものなら俺たちは立つことさえままならない程に苦しくなる。
楯突く者を物理的に倒す、これが白裏の能力なのだ
だが、Aはケロッとした顔で淡々と喋り続ける。
まるで能力が効いてないみたいだ。
そして話が終わり、Aが俺の腕を取った瞬間
体中にまとわり付いていた不快感が一瞬で消え去った
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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