【刀剣乱舞】暗殺者は本丸にて今日も舞う。

６戦目 ページ8

静かに近づいていく5振り

最初に口を開いたのは
へし切長谷部

へし「主 このへし切長谷部
今まで主命を全力で果たしてきました。
ですが、最初で最後の無礼をお許しください。死んでください。」

へし切長谷部はそう言って
萌姫に近づく。

萌姫「いっ……いやぁっ！！！裏切り者！
光忠!!!」

萌姫は燭台切光忠を呼ぶ。

燭台切「主……僕の御飯美味しいと言ってくれてありがとうね。でも、主は＜刀は食べなくていい＞って言ったけど、僕は皆にも食べてほしいんだ。
それに、君が主だと僕はかっこよくなれないんだ。君のどれいでいるのはもう嫌なんだよ。
だからごめんね？主。」

燭台切光忠はそう言って手を払う。

萌姫「ﾋｯ……っ三日月ぃ。」

諦め……悪い。

三日月「はははっ……。主よ。
俺が主を助けると思ったか？？
貴様がみなにした仕打ちを
忘れたわけではあるまいな。」

そう言った三日月宗近。


萌姫「っ……江雪!!!一期!!!」

二人を見る。
冷静な私が見ればわかる。
この状況、殺気が高いのはあの2人だ。

江雪「貴方のせいで……っ
小夜は危なく折れるところでしたっ!!!
あれから1ヶ月たった今も……
手入れをしないせいで小夜は床から
出ることができないのですよっ……!!」

怒りを抑えつつも言う江雪左文字

一期「粟田口派の私の兄弟は、
＜れあ＞でないということで今はもう、
世話をしていてくれる薬研以外全員が
床で寝ております。主。ご自身の
した事をお忘れで??」

黒い笑顔でいう一期一振。

『それで……誰が斬るんですか？？
私はあまり霊力を長く放出できないんで』

そう言うと5振りは目を合わせる。

その時
萌姫「許さない許さない許さない許さないっ!!!!【全員呪ってやる】」

禍々しい霊気が私の霊力を押し切って
放出した。

『……っ驚きました。
まさか、あんなに頑張って霊力充満させたのに一瞬で破られちゃうとは。』

へし「体が……動かぬ。」
江雪「不穏な……っ」

萌姫の霊力にすっかり飲み込まれてしまった刀剣。

なら出来る手は一つしかない。
出来れば打ちたくなかった手を。

私は重い体を動かし、
あの刀剣の元に向かった。

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