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゜
『メッセージは返信してくれたのになぁ』
そんなことをボヤいても聞いている人はいない
料理が全て完成した時、トンちゃんに今日の夜ご飯は豪華だよ！とメッセージを送ったらはよ帰って来れるよう頑張るわ。と返信はきた
でも無理だったみたい
しばらくソファに座ってテレビを見たりスマホをいじったりして時間を潰していると、12時を回った頃にようやく玄関の鍵が開いた
バタバタと廊下を歩く足音が聞こえる
｢Aただいま。せっかく作ってくれたのにこんな遅なってほんまごめん！｣
トンちゃんはリビングの扉を開けるなり謝罪をしてきた
私は謝ったら許すと思ってるのか
許すけど
『トンちゃんおかえり。私の気分で豪華に作っちゃっただけだから気にしないで』
私が軽く言うとトンちゃんは｢ほんまごめんな｣と言って洗面所へ向かった
ソファから起き上がっておかずをレンジで温める
味噌汁は鍋に入れたまんまだったのでそのまま火にかけた
温め終わった料理をテーブルに並べる頃にはいつの間にかジャケットとネクタイを外したトンちゃんがソファに座っていた
｢美味そやな。いただきます｣
『どーぞ』
トンちゃんがご飯を食べている間私は久しぶりに湯船に浸かった
最近は早く寝たいがためにシャワーで済ませていたが
やっぱり湯船に浸かった方が疲れは取れるなぁと身をもって実感した
お風呂から上がり髪を乾かしたり着替えたりしてリビングに向かうとトンちゃんは寝巻きに着替えてソファでゴロゴロしていた
ズボンがそこらに脱ぎ捨てられていないからしっかりハンガーにかけたんだろう
私はソファの空いてるスペースに腰かけスマホを手に取った
2人で共用のカレンダーアプリを開いてトンちゃんの明日の予定を確認する
あわよくば休みじゃないかな
明日のトンちゃんの仕事は、休み
トンちゃんも有給を取れたらしい
久々の2人で過ごす時間何しようかなと想像が膨らむ
『ねぇトンちゃん。明日2人とも休みだからどっか出かけない？』
声のトーンが幾分か明るくなりながらも聞くと、返ってきた声はいつもと変わらなかった
｢あー明日は新人と書類作らなあかんねん｣
その言葉が何だか新人さんを優先しているような気がして、つい聞いてしまった
『それって休みの日にやるぐらい大切？』
我ながらなんて重い女なんだろう
｢おん。やって月曜の出張に持っていくんやから明日終わらせんと間に合わんし｣
『は、、』
出張？
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炉愛(プロフ) - しぃぷさん» そうなんですね…！！黒い羊の方もずっと楽しみにしていて…そして今回最推しtn氏だったので居てもたってもいられずコメントしました。最後まで楽しみにお待ちしてます…！！ (2022年2月5日 22時) (
レス) id: 221ecac122 (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - 炉愛さん» コメントありがとうございます。コメントとても嬉しいです！この作品は既にある程度の結末を決めておりますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです (2022年2月5日 22時) (レス) id: a79433805b (このIDを非表示/違反報告)
炉愛(プロフ) - とても好きです…。好きです。応援してます。更新頑張ってください(*´`)！！ (2022年2月5日 22時) (レス) @page2 id: 221ecac122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃぷ | 作成日時：2021年7月4日 16時
