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you side
あの後勢いよく家を飛び出したもの行く宛てもなくとりあえずコンビニに行って缶ビールを3缶買った
左手にバックとビニール袋右手に缶ビールというなんとも言えない格好で街を歩き続けていると目の前に小さな公園
なんとなく公園に入りウッドベンチに腰掛ける
時折吹く風が気持ちいい
これからどうしようか
ホテルに泊まってもいいが今から向かう気にもなれない
ぐるぐると考えたのち
酔いが回った頭で電話をかけた
コール音が鳴りすぐに相手は電話に出た
『もしもしー。コネちゃん寝てた？』
｢真夜中にいきなり電話かけてくるやつがあるか｣
『迎えに来てー公園いるから』
コネちゃんのお小言を無視して要件を伝える
すると電話先で動揺したのが見て取れた
｢は？お前なんで外おんねん。トントンは｣
『喧嘩した。』
｢はぁ、それでお前は家に帰りたないと。子供やなぁ｣
もうこの際煽られるのはいい
今は誰かに話を聞いて欲しかった
『さっさと迎え来て！赤い滑り台のある小さな公園にいるから』
｢分かったからお前そこ動くなよ｣
コネちゃんは私に釘さして電話を切った
『行く宛てもないしなぁ』
缶ビールを持ちながらベンチに脱力する
しばらくぼーっと空を見上げていると公園の入口に一台の外車が止まった
ボディは傷ひとつ無い真っ白で特徴的なエンブレム
『相変わらずお高そうな車乗ってんねえ』
運転席からはくせ毛の金髪にスーツ姿の捏島
｢お前ほんま何やってんねん｣
『そんなとこ突っ立ってないでこっち来なよ〜！』
コネちゃんは私のテンションの高さに怪訝な顔をしたが右手を見て察したのか歩み寄ってきた
だがベンチには座ろうとせず私の目の前に立ちはだかった
｢喧嘩した理由は｣
『ん〜別に？』
｢阿呆。お前らが何となくで喧嘩するわけないやろ｣
コネちゃんは呆れた顔で見てくる
『…だってトンちゃん新人の子と出張行くんだよ！？しかも私の誕生日にモロかぶりだし』
あやばい
大声出したせいで涙出そう
コネちゃんは目をぱちくりさせ大きなため息を吐いた
そのため息が私に向けられたものかなんて知る由もない
そういえばトンちゃんにもため息つかれたなぁ
｢あーそうかそうか。あいつほんま、｣
コネちゃんはどこか納得した表情で頷いた
『それに私が浮気したって疑ってくるし』
｢はぁ？お前浮気できるほど器用やないやろ｣
『でしょ？だから家出てきた』
えへへと目尻を下げる
コネちゃんは何も言わない
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炉愛(プロフ) - しぃぷさん» そうなんですね…！！黒い羊の方もずっと楽しみにしていて…そして今回最推しtn氏だったので居てもたってもいられずコメントしました。最後まで楽しみにお待ちしてます…！！ (2022年2月5日 22時) (
レス) id: 221ecac122 (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - 炉愛さん» コメントありがとうございます。コメントとても嬉しいです！この作品は既にある程度の結末を決めておりますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです (2022年2月5日 22時) (レス) id: a79433805b (このIDを非表示/違反報告)
炉愛(プロフ) - とても好きです…。好きです。応援してます。更新頑張ってください(*´`)！！ (2022年2月5日 22時) (レス) @page2 id: 221ecac122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃぷ | 作成日時：2021年7月4日 16時
