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来週からドヨンの代わりとなって仕事をするため、死にかけの幼馴染からあれやこれや聞いていると、背中に視線を感じた。
「…すっごい見られてない?私」
「仲良くなりたいんだろ、おいテヒョン話したいことあるなら来ていいぞ」
「え、ちょっと練習中でしょ」
どうやら私を見ていたのはVさんらしい。
ドヨンの呼びかけに子犬みたいな目で駆け寄ってきた。
うわ、近くで見るこっちの目が潰れそう。
「こんにちは」
「あ、はいこんにちは」
「えへへ、僕テヒョンって言います、ドヨニヒョンと同い年なんですか?」
ドヨンが幼馴染と言ったのを覚えていたらしい、そうですよと答えたら笑顔だった顔がもっとふにゃふにゃになった。
じゃあヌナですね!と嬉しそうに言うので、思わずこちらも笑ってしまう。
しばらく雑談していると「テヒョンがナンパしてる」とRMさんとJーHOPEさんが集まってきて、JーHOPEさんにくっついていたジミンさんとジンさんも釣られてきた。
視界の奥でSUGAさんとジョングクさんが「俺らも行くぞ」「遠慮します」と小競り合いをしている。
「え!92年生まれですか!?」
「うそ、せめてホビヒョンと同じだと思ってました」
「僕のこと、名前で呼んでください、Vさんだと仲良くなれないので」
「え、あ、は、はい」
私の年齢を聞いて驚いているのはさっきコソコソ話をしていたJーHOPEさんとジミンさん。昔から童顔だと言われるけどそこまでとは…
その隣でどんどん話を進めていくテヒョンさん、噂には聞いていたけど自分の世界が強いな。
テヒョンさんに便乗して続々と「僕も名前で呼んでください」勢が手を挙げた。
やっとジョングクさんを連れてきたSUGAさんも、「俺も名前で」と振り向きながら片手を挙げている。
「じゃあ、テヒョンさん、ナムジュンさん、ホソクさん、ユンギさん…で」
ジミンさんとジョングクさんは本名だし、とそれぞれ手を指しながら名前を呼び終わると、すでにジョングクさんを諦めたユンギさんが口を開いた。
「ジニヒョンは?」
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名無し(プロフ) - アイアイさん» 嬉しいコメントありがとうございます!がんばります…! (9月11日 10時) (レス) id: 6f5415b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイアイ(プロフ) - 2人のやりとり好きです❤️否定も肯定も出来ない関係がリアルですね!更新これからも楽しみにしてます! (9月4日 19時) (レス) @page30 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し | 作成日時:2022年10月4日 19時