【あんスタ】おれのインスピレーション(愛)受け止めて？

ヤンデレ8 ページ11

瀬名SIDE

コスプレフェス当日。




今日は、俺の恋が終わる日



何としてでも王様とAをくっつけないとねぇー…





えーと？まずは、邪魔が入らないようにあそこを…








？「瀬名先輩」




すると、向こうの方から奴の声が聞こえてきた。









瀬「…あんず」


あ「久し振りですね」





第二のお邪魔むし登場。

こいつは、入学する前から王様の事が好きで
王様が行方不明の時に見つけ出した。
その時は必死で必死で探し回っていたから、
顔がやばかったんだよねぇ…



あ「…あ、そう言えば今回のコスプレフェスであの二人をくっつける気でいるらしいじゃないですか」



ギクリ。



こいつに知られたら終わる



瀬「…何で？」

あ「…ふふっ。その反応、図星のようですね？



…まぁ、私がそんなことさせませんけど」




あんずは目の色を変えてAの方を見た。



あ「…何なら、A先輩と瀬名先輩がくっつくように協力しますよ？」ﾆｺﾘ



凛とした声とは裏腹に、闇を含んでいる笑顔を浮かべた。




瀬「その不気味な笑顔、Aに何かする気ぃ？邪魔したらマジで許さないからぁ」

あ「…。本当、瀬名先輩の考えには賛同しかねませんね」

瀬「はぁ？別にいいでしょぉ…。どーせあの二人は結ばれるんだから」



あ「本人はそうは言ってないでしょう？まだ分からないじゃないですか。１%でも可能性があるなら、私は諦めませんよ」


瀬「はっ。あんたって本当醜いよねぇ…。王様はAのことが好きって言ってんのに、可能性はある？どんなに抗っても暴れても、気持ちは変わらないでしょぉ？」





あ「…醜いのはあなただと思いますけどねー？」


は？



あり得ない。俺が醜い？

俺を誰だと思って…


あ「最初から無理だって決めたら何も始まらない。おきれいなまんまじゃ恋なんて出来ませんよ？






…やらないよりやってみたらどうです？本当は大丈夫かもしれない。
そんなチャンスをこんな形で見逃して良いですか？この恋のストーリーの結末は、誰にも分からないですよ」




瀬「っそんなこと言われても、無理なもんは無理でしょ…」



あ「じゃあ、自分の手で変えてみれば良いじゃないですか？




…自分の幸せは自分で掴みなさいよ。自分の変な考えで逃すなんて、そっちの方がよっぽど醜いですけどね」ｽｯ




瀬「…」


そんなの、俺が一番分かってる。


俺は、無理だって思って諦めようとしてるけど、


朔間さんだって同じ気持ちなのにコクったんでしょ？







…俺も、醜く抗ってみたほうが良いかもしれない。

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