綺麗なあの子 ページ28
そして今_______この数日間、フレッドはずっとその"綺麗なスリザリンの生徒"について考えているようだった。
Aが目の前で愛を囁き続けているというのに、
それもそっちのけで考えている。
いつも無視しているから前と状況は変わらないようなものなのだが____しかしやはり言い返したり文句を言ったりするのが減った。
「くぅ〜！！！！気になって仕方がない...！！！」
「私が？」
「違う」
今回は素早くAにレスポンスした。
今までなんの反応を貰えてなかったAは少し嬉しそうにした。
「なぁ」
「なぁに？」
「君んとこの_____スリザリンでさ、
綺麗な子って言ったら誰がいる？」
「綺麗な子...？そうねぇ...ポピー・アッシュベリーとか素敵な子よ。話したことないけれど...
私、あんまりスリザリンの人達と話したことないし
見ないようにしてるから、ちょっと分からないわ。
お役に立たなくてごめんなさいね」
「んや、いいよ」
Aが謝ったのでフレッドは気にしなくていい、というように返事をした。普通にしていれば、Aはそこまで癪に触るようなことは言わないし友好的なので、いつもこうであればいいのに...とフレッドは思った。ついでにジョージも思った。
2人の会話を聞きながらジョージは、
あの日フレッドが言った言葉を思い出す。
“ブルー_____いやグレー？______それともパープル____？
綺麗な目をした子だったんだよ_______"
ブルーの目は大勢いる。グレーの目も、ブルー程ではないがそれなりにいる。この大量の生徒が通うホグワーツの中で、ぶつかった生徒を見つけ出すのは難しい。
しかし、パープルならどうだろう。
いるじゃないか、パープルの目でスリザリンで、
女の子の中では少し背の高い生徒が1人_____
フレッドの目の前にいる、A・ノッテボームだ。
彼女はとても綺麗なヴァイオレットの目をしている。
パープル、というよりヴァイオレットと言った方が適切な表現だろう。
光の当たり具合によっては、濃いブルーのように見えるので、
もしかしたらフレッドはそれが見えたのかもしれないと思った。
だが、これほど毎日見ている彼女の顔を、フレッドが分からないなんてことがあるだろうか？
ぶつかったあの瞬間、謝られたような様子が無かったことを思い出してみるに、声は聞いていないんだろうと考える。
だとしても、物覚えのいいあのフレッドだ。
ジョージはうんうん考えて、そして、ハッとした。
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
