今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:348 hit
小｜中｜大
アジトの頭領 ページ5
「よぉ、嬢ちゃん。」頭領が、そこにいた。この相手には色仕掛けは通用しない。力と語力でどうにかする問題だった。「私は翡翠。」「俺はラウルだ。...まあ座れよ。何の用だ。砂嵐の忍びが。」それを聞いて、取り巻きたちが身を硬くする。「なぜそれを。」「俺も伊達にこの家業をやってんじゃねえんだよ。小耳に挟んだのさ。仕事中にな。噂によると、なんと砂嵐の里のレアくノ一、天才忍者、翡翠さんが来る。そのくノ一は国境を荒らし回る蛮族を倒す任務に出るというじゃあないか。流石にタマンねぇから、こっちに帰ってきてみた。運が悪いな。」「そうか？」ラウルは歯に物が挟まった時のような表情をした。「私の目の前にいるのは、S級指名手配が出ている、沙羅寐 烏じゃないかい？」今度は翡翠の番だった。「なぜそれを」ラウルが唖然といった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｈｉｓｕｉ | 作成日時：2017年3月28日 0時
