箱推しなので箱ごと守ろうと思う 弐【鬼滅の刃】

陸拾捌 ページ18

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ごろごろと怠惰に過ごしてたら一週間なんてあっという間に過ぎた。


しかも最終日は私の二十歳の誕生日だったので、屋敷の皆に思いっきり甘やかされました。




サザエさん症候群になった。つらい。しごとやだ。








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お「これから暫くの間、Aにはあまねの護衛を頼みたい」


あ「産屋敷あまねと申します。本日は、どうぞよろしくお願い致します」


『…AAと申します。命にかえても護らせていただく所存です。こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します、あまね様』






しごとやだとか言ってごめん！！！！






これは例の双子の一件ですね！！無理やりついて行く予定だったけどまさか声掛けてもらえるなんて…！！


……雑用をこなしてきた甲斐があった…泣



あまね様美しい…白樺の精とか例えうますぎか無一郎くん…








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原作通り、有一郎くんはあまね様と私に暴言を吐いた。


あまり長居をするのも良くないとの判断で、今日のところは一旦帰る。





あ「…A様、明日もまたあの子たちの家を訪ねようと思います」


『えぇ、仰せのままに。では、失礼しますね』




首に腕を回してもらい、あまね様を横抱きにする。


山道は足場が悪くて危ないからね！来る時も同じようにしました。山の中を御内儀に歩かせるなんて鬼殺隊ならできるわけがないのでね。


遠慮はされたけど半強制です。ちょっと照れてるあまね様かわいい。






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有「＿＿＿ッ帰れ！！」




翌日、有一郎くんはまた私達に暴言を吐いた。



無一郎くんともギクシャクしているようで、警戒心だけでなく苛立ちがあるのが見て取れた。







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翌日も、その翌日も私達は追い返された。





そして今日。





有「しつこいんだよ！！！」


あ「…………っ………







…………A様…！？」



『……………』





わたくし、頭から水を被りました。





あ「大丈夫ですか…！？」


有「なっ、なんで…」


『ご心配いりません、あまね様。




……有一郎くん。君は間違ったことは何もしていないからね。


君は、優しいね。だから、自分を責めてはいけないよ』


有「…なんなんだよ、お前……」



『…帰りましょうか、あまね様』





もう派手にびっしょびしょです。今日は横抱きできそうにありません。ごめんねあまね様。





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