箱推しなので箱ごと守ろうと思う 壱【鬼滅の刃】

拾陸 ページ16

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任務を遂行し続け、今の階級は甲(きのえ)。


柱の次だよ！！


一年でこれってなかなかの出世なのでは？


人より経験積んでるし当たり前か？







ちなみに今の私の仕事は、鬼を狩るだけではない。



持ち前の足の速さを買われ、鎹鴉には重くて運べないような荷物なんかを運ぶ仕事もしてる。


他には藤襲山の見廻りとかも。



これ隠の仕事じゃないの？？


でもまぁお館様の頼みじゃあね…断れないし……

ネコバスな上にゴリラ娘な社畜ですから…やりますよえぇ…





.






『桑島様、お館様からお荷物でございます』


桑「おぉっ！いつもすまんの！少し休んでいかんか」


『いえ…では私はこれで』


桑「もなかが有るんじゃが」

『いただきますね』



＿もぐもぐ



『…うまぁ……………』




桑島様いわく、「私は餌付けしやすい」らしい。この間は食べ物に釣られて知らない人についていかないように注意された。



我精神年齢三十路ぞ？？？？


そんなホイホイとついていくわけ……




『……………』



ってか三十路ってなにつら。いや気にしたら負けだろ。





桑「あぁ、そういや知っとるか？山を四つ超えた先には、女しかおらん里があるらしい」




…ほう？




『………いいえ、存じ上げませんね』



桑「そこに三百年ぶりに男児が産まれたという噂じゃ。まぁ今は齢十二になっているらしいが」



「女だらけか〜羨ましいのう」と呟く元鳴柱は軽く無視する。



『…ちなみにその里のある方角はご存知で？』

桑「知らぬ」

『………そうですか』




絶対伊黒小芭内いるよね？？



ええええ行かないと！里探さないと！！





『ご馳走様でした。それでは私はこれで失れ、』




＿＿カァーーー！！！




『……おや烏くん。伝令かい？』


烏「伝令！！北北東！北北東ヘ！！


"悲鳴嶼行冥"トイウ盲目ノ男ヲ、オ館様ノ元ヘ連レテイキナサイ！！」



『……！！了解。礼を言うよ、烏くん』





桑島様に一礼し、屋敷を発った。



『道案内よろしく頼むね』


烏「カァ！！」




悲鳴嶼さん捕まっちゃったかぁ。


子供に対する不信感はこの一件からだよな。炭治郎にも「生まれてきたこと自体が可哀想」って言ってたし…いや酷……




ってかこれ牢獄から連れ出すんだよね！？


もう許可とか取ってあるのかなお館様。てか釈放許可取れるってどんだけ権力あるの産屋敷家……



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