Lxv ページ24
彼女は笑う。
肯定を示すかのように、笑うのだ。
ミサキ「…きっかけは、君が眼鏡を取ってきてくれって私に頼んだ時だった。
眼鏡を探すために、君の鞄の中を探っていたら、メガネと一緒にこんなものが入ってた。」
そう言うと、ミサキはポケットを探り、そして依然笑っている彼女の前に掲げる。
水色の、カラーコンタクト。
彼女の瞳と、同じ、水色。
ミサキ「君に限らず、参加者の事は調べてある。でも、確かに幼少期から君の瞳は水色だった。
じゃあ、なんのためにこんな物が入ってるんだろう。
もしかして。
…だから、私は、自分の推測の確証を得るために、お茶を君の左腕にかけたんだよ。
……………それで、確信した。」
『…じゃあ、』
黙ってミサキの話を聞いていた彼女が口を開く。
『私が北星ツヅミじゃないなら、私は一体、誰なわけ?』
気づいてるって、わかってるくせに。
ミサキ「……貴方は、
貴方の本当の名前は、
北星ミナ。火事で死んだ、北星ツヅミの、双子の姉…でしょ?」
そう言うミサキに、彼女は笑う。
ピンク色の光に照らされて。
まるで、悪役のように。
___北星ミナは、心底面白いと言わんばかりに、わらった。
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クライヤ(プロフ) - 白井ゆりさん» そう言っていただけると嬉しいです!!これからも続き更新してきますので楽しみにしててください!! (2022年3月23日 6時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
白井ゆり - かなり続きが気になります‼︎ 続き書くの頑張ってください‼︎ 待ってます‼︎ (2022年3月23日 1時) (レス) @page36 id: fb320e0723 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - なかねこさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!喜んでいただけているようで嬉しい限りです!!!!これからも更新頑張っていきます!! (2022年3月20日 11時) (レス) @page19 id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編ありがとうございます!占ツクログインしよっかな...ログインしたら間違いなく一番にお気に入り作者に入れます!!!!いつも面白い作品ありがとうございます!応援してます! (2022年3月19日 18時) (レス) @page11 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - 青いGさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けると嬉しいです!!いつも読んでくださり感謝の極みです!!!これからも更新頑張ります!!! (2022年3月19日 10時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クライヤ | 作成日時:2022年3月19日 4時