金髪少女と出会いの物語

赤との出会い（６） ページ7

パリンッ.......

Aが窓を破り入ってきた、そして短剣をラジの首元へ

「ひいいい

ど、毒を口にしたと言うのはきみ達の
こ、ことか

いやぁ、不運なことだった白雪殿を動けないようにして連れ帰る手筈だったのだか」


Aは短剣をラジの首に付け、とても低い声で言った

『ふざけるな、白雪はお前のオモチャじゃない！』


「お前が林檎を寄越した張本人か」


「っ....... 口のきき方を改めろ男！私と君とでは身分が違うのだぞ！」


Aに短剣を突きつけられながら震える声でいうラジ


「これは失礼を、タンバルン王国第一王子ラジ・シェナザード殿

では、面倒だが改めて、お初にお目にかかる

私はクラリネス王国第二王子、ゼン・ウィスタリア」


「第二...」

「お、おおお、王子！？｣


「ゼ、ゼン！しっかりして！

私のこと分かる？１＋１は？」


「正気だ白雪、

それとA、もう短剣をおろせ

しかしまさか隣国の王子に毒を盛られるとは 思いもしなかったな、ラジ殿」

そうゼンに言われ渋々短剣をおろすA


「まっ、、ぼ、僕が、いや、この私が毒を盛った証拠など」

と、慌てふためくラジ


「いくらでもあるのでは？」

「正式な場で真偽を確かめてもよろしいが？」

ミツヒデと木々の息のあったコンビネーション


ゼンがラジの方へ行き、ラジは後ろに下がろうとするが、後ろにはAが居るため下がれない


「それでは、取引をしようかバカ王子

今回のお前の愚行を公にされたくなければ

２度と白雪に関わることも、その口で白雪の名を呼ぶこともしないと誓え！」



何故白雪殿を？ときこうとするが、白雪の名前を口にしたためAに短剣を突きつけられる


「わわ、分かった誓う！今誓った」

震えながら言うラジ


『白雪！貴方も言いたいことが山ほどあるんじゃない？』

「え？」

「文句を言うなら今だぞ思い切り行け」


ゼンとAにそう言われた白雪は

「うん」

ラジ王子、お見舞いの品ですと言い、林檎を差した

「それと、ゼンとAに早く薬を」






そして戻ってきた５人


ゼンとAは薬を飲んだ、すると


「ありがとう」

と正座した白雪がいた


「なんだ？白雪」



「力を貸してくれてありがとう

けど、ごめんなさい

私はゼン達の毒にしかならなかった...」



「それは、笑うところか？

俺達が口にした毒りんごとお前が赤だからとかそう言う？」


「なんか違う...」

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