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黒猫の刺客(4) ページ21

『寝てる暇があるなら白雪と会う!そう言ってたでしょ?』

「なっ!?それはお前らが寝ろ寝ろやかましいから!」

少し慌てるゼン


「書類の署名に白雪って書いたりし出す前に、少し一緒に居たら?」

『白雪って独り言をつぶやき始める前に、一緒に居たら?』

「っ.......どんな症状だ」


木々に便乗し、いつもの調子でゼンをからかうA


更に便乗したミツヒデだったが...


「全ての受け答えが白雪になる前に少し一緒に、」

「ミツヒデ、後でちょっと話し合いな」


ミツヒデの言葉に被せて言うゼンだった



「えーと、今日は帰った方がいいかな?」

空気を読み帰ろうとする白雪


白雪がお邪魔しましたと言いかけるとゼンがいきなり立った

ガタッ...

その音にびっくりした白雪はゼン?と首をかしげる


「卑怯だそ、お前ら...」


「「『承知しています』」」

こういう時に息のぴったり合う側近達だった



場所を移動する、ゼンと白雪

「呼び出して悪かったな」

「ううん、大変そうだね」

「城を空けてばかりいるとな...俺はいずれ、名ばかりの王子になるそうだ」


「それで執務漬けに?」


「いつもの倍はこなしているぞ

次の外出では、文句は言わせん」



白雪がゼン...と言うと

「机仕事も嫌じゃないんだ

ただ、外のことはすぐ分からなくなるからな

国は、クラリネスは、城の外に広がっている」


ゼンは、フッと笑い俺はそれが好きだと言う


「ゼンのいる国ってやっぱりいいね」


笑顔でいう白雪に、目を逸らし少し顔を赤くするゼン



「そうだ!ゼン...」

白雪が何かを報告しようとすると、ゼンは大きな欠伸をした

眠そうに返事をするゼンに白雪は、少し眠るかと聞く


「あぁ...悪い、そうする

ミツヒデのやつが呼びに来るまでここに居てくれるか?」

「うん」

「助かる」


そう言い、すぐに眠るゼン...

よっぽど疲れてたんだな、そうつぶやきゼンにブランケットをかける


「(ゼンはこの国の王子で在りながらいつも戦ってる人なんだ

私も目的に向けて気合を入れないと!)」


こうして、気合いを入れた白雪は薬学の勉強を始める



「へぇー、あの赤髪の子がゼン殿下のご友人...ねぇ?」

そんな白雪を遠くから望遠鏡で覗く、1人の怪しい男





これはもう1人の主人公、Aと黒猫の出会いと成長の物語.......





「ゼン、もう起きられる?ゼン」

ゼンを起こす木々


「ん?.......あぁ、白雪は?」

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設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ落ち , アニメ沿い   
作品ジャンル:アニメ
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ゆり(プロフ) - おぉΣ(*゚艸゚*)!!!よろしくお願いします!!楽しみにしてます(≧∇≦) (2017年3月14日 19時) (レス) id: daa14b33bf (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ゆりさん» 分かりました!もっとイチャイチャさせます!あと、Sなオビも( *´艸`) (2017年3月14日 15時) (レス) id: f3e65abde5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - こちらこそありがとうございます!!!オビと主人公がイチャイチャしたり、オビが主人公をイジる所がもっと見たいです((o(´∀`)o))ワクワクよろしくお願いします! (2017年3月13日 19時) (レス) id: daa14b33bf (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます!満足して頂けるよう頑張ります!!何かリクエストがあればいつでも書きますので気軽に言ってください(*´∀`*) (2017年3月13日 19時) (レス) id: f3e65abde5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - はい!!これからもいっぱい読ませて頂きます(*ゝω・)b (2017年3月13日 17時) (レス) id: daa14b33bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アル | 作成日時:2017年2月19日 11時

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