第７話 ページ8
体はみるみる大きくなった
周りの木々たちを追い越してなお
まだのびる
貴方「どこまでのびるんやぁぁ」
止まったときには
大きくなりすぎて
この変な森もいっぺんに
見渡せる
貴方「わぁなんやすごいなぁ
ん？あれは」
うちの目線の先には
キレイに整えられた
無駄のないお城
貴方「キレイやな……」
んな事より
早う元に確か枚数で変わるんやったよな
こう大きくなったら
花も小さすぎてさがされへんし
手にはさっきつんだ花
……
ちぎったろ
小さくなってしまった花の花びらを
慎重に ちぎっていく
一枚、二枚、三枚…………
貴方「これでいいかな」
花びらの少なくなった花の蜜を
再度舐める
ペロッ
するとしゅうぅぅと
まるでしぼむように小さくなった
そして
貴方「戻っぁぁぁあ！」
体をペタペタとさわり
安全を確認し
元に戻れたことに感激していた
？「なんや忘れとるでぇ」
貴方「おぅふ
なんか下から声が」
下に目線をおろすと
そこにいたのは
貴方「オサムちゃん？
偉い小さくないか」
なぜかこけしに乗った
小さなオサムちゃんが、タバコをふかし
ながら、こっちを見ていた
オサム「いんや
俺はこんなもんや
お嬢ちゃん、小さいときは
築かんかったけど、アリスやったんやな」
アリス……
さっきまで忘れていたフレーズ
どうしてみんな
うちのことアリスって呼ぶんやろ
ほんとのうちって
ーーAーー
誰かがうちの
名前を呼んだきがした
ラッキーアイテム
革ベルト
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眠音(プロフ) - すっごく面白いです！！更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2012年8月27日 14時) (
レス) id: 964ba393a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シリアル | 作成日時：2012年7月24日 22時
