第１２話 ページ13
あれから何時間たったやろ
お茶会は終わる気配がない
ここにいることに関しては危険はなさそう
だけど
さすがに
元の世界が恋しくなってくる
貴方「千歳さん、次はどこに行けばいいん」
千歳「王宮ばい」
王宮……
もしかして
あのとき見たお城かな
貴方「そこにはどうやったら行けるん？」
金色「あそこのバラ園を通って行くのよん」
小春ちゃんの指差す方向には
今まで気がつかないのが不思議なぐらい
大きなバラ園だった
凄い……
貴方「よし！行こう！！」
一氏「バラ園の中は凄い迷路や
迷子になるで」
貴方「ゆうくん心配してくれるんか」
一氏「！？
そんなことないわ///」
財前「……何その反応、きもいっすわ」
一氏「財前！！」
一氏「あらあら(笑
ん？アリスどないしたん」
貴方「いや、なんでやろ
上手く笑われへんのや」
どうしたんやろ、うち
なぜか胸を締め付けられるように
痛い
千歳「アリス、先に進むたい」
そう言いながら
うちの手を引き
小走りでバラ園に向かった
貴方「ちょ！千歳さん
どうしたん、ですか！！
うち、皆にまだお別れの挨拶してないのに」
千歳「大丈夫たい
またすぐに会えると」
千歳さんの言ってることが少しわからなかった
それにしても
デカイバラ園やな
どこを見ても薔薇ばっか
これじゃ
迷うわけだ
でも大丈夫！！
うちには千歳さんがついてる
．
．
．
．
．
いないーーー！！！！
どこいったんよ
こんなところで一人に
せんといてーー(泣
うちの心境とは裏腹に
薔薇の甘い香りがただよっていた
不安がかきけされるような
優しい匂い
どこかで嗅いだことがあるような
ーーA起きてーー
ラッキーアイテム
革ベルト
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眠音(プロフ) - すっごく面白いです！！更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2012年8月27日 14時) (
レス) id: 964ba393a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シリアル | 作成日時：2012年7月24日 22時
