第三十一夜＜アクマ＞ ページ34
「くそ・・・ッ何で誰も居ないんだ・・・？！」
派手に破壊された建物の残骸を見渡しながら僕は焦りの混じった呟きを吐いた。
そこにはアクマの姿もエクソシストの姿も、そしてAの姿も無かった。
何も、誰一人として姿が無い。そんな異様な光景に僕の背筋に冷や汗が流れるのがわかる。
「ッ、Aを探さないと・・・」
瓦礫の間を縫うようにして進みながら、その中にAが居ないか慎重に探す。
何メートルか進んだところで、不意に背後から小さな物音と共に声が投げかけられた。
「・・・あれんくん？何、してるの？」
「A！」
眠たそうに欠伸をして目を擦っているのはAだった。
どうやら寝ていたらしく服装はパジャマにカーディガンを羽織っただけという防御面でとても心配なものだったが、怪我ひとつしていないくて無傷のようだ。
Aは相当眠たいのか目もとろんとしていて、何より言葉が幼い。いつもの敬語が完全に外れてしまっている。
「何があったかわかりますか？A」
「え？え、と・・・僕、寝てたから・・・よくわかんない・・・？」
「そうですか・・・」
頭上にはてなマークを浮かべてAは考え込んでいる。
それよりもどういう事なんだろうか。アクマはAのイノセンスを狙ってここに着たんじゃないのか？
「アレン、君・・・あのね、僕・・・」
［みぃつけたぁああああ！！！］
うとうとと眠そうなAがたどたどしく何かを僕に伝えようとした時、不意にアクマの大声が響き渡った。
___________________________________________________________________________________________
久々の更新ですみません＞＜
今回はあまり進まないのですが・・・じ、次回は進みますよ！(きっと)
では次回もお楽しみください！
つきのかりん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つきのかりん(プロフ) - 無事完結させる事が出来ました！どうぞこれからも宜しくお願い致します！！ (2015年1月6日 0時) (
レス) id: 07440e95d6 (このIDを非表示/違反報告)
つきのかりん(プロフ) - Kさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2014年8月16日 2時) (レス) id: a15fc9cb35 (このIDを非表示/違反報告)
K - 頑張ってください！ 応援してまーす\( ´ ∀ ` )/ (2014年8月14日 22時) (レス) id: 6f49b786e4 (このIDを非表示/違反報告)
つきのかりん(プロフ) - 初コメントありがとうございます！！今プロットを練っているところなので、もうしばらくお待ちください！！更新頑張ります！！(＾＾) (2014年7月20日 23時) (レス) id: 0f8a230ef4 (このIDを非表示/違反報告)
シュラ - 更新頑張って下さいね(*￣∇￣)ノ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 97a80a6ee5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つきのかりん | 作成日時：2014年6月17日 22時
