第二夜<影> ページ4
「・・・どうしたのアレン君?」
不意に背後から声を掛けられて、意識が現実に戻ってくる。
目の前には山積みになったご飯が置いてあって、どうやら食堂でご飯を食べている間に考え事をしていたらしい。
後ろを振り返れば、心配そうにこちらを覗き込むリナリー・リーと視線がかち合った。
「あ・・・すみません。少し考え事をしていて・・・」
「そう?だったらよかった」
隣いい?と聞くリナリーに頷くと、リナリーはありがとう、と言いながら僕の隣の席に腰を降ろした。
「・・・っ」
一瞬だけリナリーの姿が夢の中の少女の姿とダブって見えて、僕は片手で右目を押さえた。
「アレン君?!大丈夫?!」
「大丈夫です・・・ちょっと夢を思い出して・・・」
「夢?」
「はい。あの・・・」
僕はよく覚えてないんですけど、と切り出しその夢の話をした。
我ながら馬鹿っぽい話だな、と思ったけど、何だか話さないといけないようなそんな感情に駆られたのだった。
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つきのかりん(プロフ) - 無事完結させる事が出来ました!どうぞこれからも宜しくお願い致します!! (2015年1月6日 0時) (レス) id: 07440e95d6 (このIDを非表示/違反報告)
つきのかりん(プロフ) - Kさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2014年8月16日 2時) (レス) id: a15fc9cb35 (このIDを非表示/違反報告)
K - 頑張ってください! 応援してまーす\( ´ ∀ ` )/ (2014年8月14日 22時) (レス) id: 6f49b786e4 (このIDを非表示/違反報告)
つきのかりん(プロフ) - 初コメントありがとうございます!!今プロットを練っているところなので、もうしばらくお待ちください!!更新頑張ります!!(^^) (2014年7月20日 23時) (レス) id: 0f8a230ef4 (このIDを非表示/違反報告)
シュラ - 更新頑張って下さいね(* ̄∇ ̄)ノ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 97a80a6ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つきのかりん | 作成日時:2014年6月17日 22時