【学園アリス】転生天才少女は原作をぶち壊します。１

29.ルカ ページ32

貴方side

えっとですね。

あれから私、ナルに捕まりました☆


ナル「Aちゃ〜ん？初日から授業受けないって、どういうことかなぁ〜？(ﾆｺｯ」


ひぃぃぃぃ〜っ！！

こ、怖いっ！ナル怖いよ！！


貴方「ご、ごめんなさいごめんなさいっ！！わ、わかった！わかりましたからー！！」


流石に初日からサボるのは良くなかったね。
とりあえず反省したように見せる為に謝ると、そのままナルに教室に連れていかれた。

というわけで私は今、教室でナルの授業=国語を受けております…

まぁ、話はあんまり聞いてないんだけどね！


…でも、さっき私あんなにカッコつけて出ていったから、クラスの皆の視線が…痛い。

…痛いよ。


仕方ないから、私は机に突っ伏して顔を右に向けると…あ。

棗はいないけど、ルカがいるんだよね。
思いっきり、目が合ってしまった。


貴方「…ぁ」

ルカ「…！」


偶然ルカもこっちを見ていたようだ。
目はすぐそらされたけどね。

ルカはウサギを撫でてて、なんか…可愛い。

私に見てたのに気づいたのか、ルカはもう一度私を見たあと、小声で話しかけてきた。


ルカ「…あのさ」

貴方「んー？何？」


私も小声で返す。


ルカ「…棗、どこにいるか知らない？」


ルカ、棗のこと本当に大好きだな〜。


貴方「なんで私に聞くの？」

ルカ「……おっ、お前が…出てった後に…棗が追いかけるように出てったから…

も、もしかして会ってないかな…って、思った…だけで…」


ルカかわい〜〜！

最初は私の事、頑張って『お前』って言ってたのに、最後の方はもうくだけちゃってるし、顔も赤くなってる。


貴方「会ったよ、北の森とか言うところで。
でも、すぐ別れたから今はどこなのか知らないなぁ〜」

ルカ「…そっか」


ルカはそれっきり話しかけてくることは無かった。

ルカ可愛いな〜♪

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