15 モモちゃんのライブ行きたい ページ15
私は糞後輩の頭をワシャワシャとかきむしった。
糞後輩は嫌そうな顔をする。それが余計ムカつく。
まぁ?逆に?嬉しそうな顔をしてたらひくけどね?そんなのマゾヒストだし。そっちのほうが凄い嫌なんだけどね……。
「何すんだよ…」
「それはこっちのセリフ!!あのことはもう、口に出さないでよ!!」
「あのこと?」
「そ。あ、の、こ、と!」
私は糞後輩…こと、シンタローの足を踏みつけ、誰か他の人と話でもしようかな〜、なノリで周りを見渡す。
そして、最初に目に入った光景___。
「ポテト頼んでいい?」
「はぁ〜るぅ〜かぁ〜さ〜ん〜!!ヒビヤばかりじゃなくて、私とも遊んで下さいぃ〜!!」
「え、えぇ…?僕は平等に遊んでるつもり、なんだけどなぁ……あはは」
「………ポテトたのんでいい?」
「むぅ。つもりじゃないですか!」
「ねぇ、ポテト…」
「ごめんごめん。ほら、歌う曲でも決めようか。三人で歌おうよ」
「ポテト…ぉ」
「…………遥さんからそう言ってくれるなんて!………ハイッ!歌、決めますっ!!」
「…………二人共聞いてるの?」
複雑な心境におちいる。
明らかに遥に恋心を抱いているヒヨリちゃんと、私の、“あの日”に悟った遥への気持ち。
………まったく。
私もまだ、普通なところがあったじゃない。
認めたくないだけじゃない。
この複雑な気持ちは、そう__嫉妬でしょう?
大人げないなぁ。
相手は小学生だよ?
なのに………なのに…………。
こんなの、年上として、ダメじゃん。私。
「……あっ!貴音〜!」
遥が私に気づいたのか、手をふってニコニコしながら、私のところに来る。
そこで、あることに気づく。
__私、さっきから、ずっと遥のこと見てたじゃん!!__
ヤバイヤバイヤバイ!!
ストーカーに思われたらどうすんのよ!!っていうか、絶対なんか言われるって!!シンタローにもからかわれる………!!
「あああぁ!!!!」
「た、たか…ね…?どうしたの?」
あ、ヤバ。どうしよ。
私はひきつった笑いを浮かべながら、「な、何でもないよ…?」と言う。
遥は、不思議そうな顔をしたが、すぐに何かを理解したのか、明るい顔になった。
「そうか!貴音も僕達と歌いたいんだね!」
「うぇぇ!?何でそうなるのおおぉ!?」
「ねぇ、ポテト頼んで良いぃいいぃぃぃいいいぃぃ!?」
「ヒビヤうっさい!!」
「え、あ、ごめん、ヒヨリ…」
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中途半端なんて言わないの(`・ω・)
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←14 ショタロリとは神の遺産なのだ………。ハイ!ここテストに出ますよ!?
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シノ - めちゃ可愛いよぉぉ~!孤児院組!特にキド!!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年6月4日 0時) (レス) id: 4d5c521a19 (このIDを非表示/違反報告)
*sumire *\(^o^)/オワタ - 可愛いぃhshshshs //// (2014年12月24日 22時) (レス) id: 5bbeeadfb6 (このIDを非表示/違反報告)
おあお - やばい、孤児院組とかの幼児化可愛い (2014年12月2日 14時) (レス) id: 3ac3eae1c8 (このIDを非表示/違反報告)
練星 - キドキド♪さん» 分かりますよ!受験勉強頑張れ! (2014年11月24日 20時) (レス) id: 3e96d88628 (このIDを非表示/違反報告)
キドキド♪ - 私のこと分かりますか?別の作品でたくさんお話した者ですが…… 練星さん、応援してます! (2014年11月23日 21時) (レス) id: 11538c425f (このIDを非表示/違反報告)
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