握手 ページ14
『あ、じゃあ私、飲み物買ってくるね。何がいい？』
星「...オレンジジュース」
『オレンジジュースね。貴利矢は？』
九「んー、甘いやつだったらなんでもいい」
『わかった。貴利矢、星羅ちゃんのこと見ててね』
え？A先生!?待って!?置いてくなオイ!!!!!
あ...行っちゃった...
九「星羅ちゃん。改めまして、自分、九条貴利矢。」
スッ、と相手から差し出される手。
男性の手は苦手だ...
星「っ、よ、よろしく、お願いしま...す...」
九「そんな怖がることないって。A先生が、悪い人のこと好きになると思う？」
そうは思わない。
というか、有り得ない。
九「星羅ちゃんがなんで男の人が苦手なのかはわからないけど...。自分は、星羅ちゃんが根っから苦手なタイプではないと思うな！」
自信ありげに言う九条さんは、私の大嫌いなアイツとは違って、優しい笑顔を見せた。
なぜか、心から安心できたような気がした。
九「ね、嫌ならひっぱたいても良いからさ、『よろしく』の握手しようよ」
そして、また差し出された九条さんの手。
少し怖かったけど、この人はアイツと違うってわかったから、
ゆっくり、ゆっくり、
握手した。
九条さんの手は、あったかくて。
男性の手の温もりは、生まれて初めて感じたと思う。
九「お、嬉しいな。」
星「く、九条さんだから、ですよ...」
九「はは、もっと嬉しい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すずきゃん(プロフ) - いつもありがとうございます！とうとうプロポーズまで書いてしまいました...！ (2017年12月26日 22時) (
レス) id: 60c2491725 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - すずきゃんさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様ですm(__)mなんてこった(*≧∀≦*)プロポーズ(///∇///)きたぁぁ(〃ω〃)かっこよいです(///∇///)続き楽しみにしてますぅ(*≧∀≦*) (2017年12月26日 21時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
すずきゃん(プロフ) - ですね！楽しみにしています（*＾＾*) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 60c2491725 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - すずきゃんさん» はい(*≧∀≦*)喜んでましたよ(///∇///)あたしは更新を頑張ります(。´Д⊂)なかなかできていなくて(。´Д⊂)お互いに無理しないようにしましょうm(__)m (2017年12月25日 15時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
すずきゃん(プロフ) - リナっちさん» いいですね！娘さんの喜ぶ姿が浮かびます(*^^*) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 60c2491725 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すずきゃん | 作成日時：2017年11月11日 19時
