＊ ページ32
腕時計を見ながら式の進行を確認している彼女。
味を見ながら料理を作っていく彼。
休憩になり、壱馬は物陰に隠れて昨日のペーパーナプキンを取り出した。
畳んだ内側にはもう一言書いてあった。
“これから、私たちどうする？”
“これから”、？
何かが引っかかりカレンダーを見た壱馬はハッとした表情をした。
＊＊＊
すっかり暗くなり、Aは1人、職場である教会を出た。
「A」
名前を呼ばれ顔を上げると、そこには私服姿の壱馬が立っていた。
不思議そうな顔をしてAは眉を寄せた。
「…仕事は？」
「早く上がらせてもらった」
「……そう。…珍しいね」
Aはそう呟いて俯いた。
「これから、どうするか」
俯いていたAは壱馬のその言葉にピクっと反応した
「…についての答えだけど」
＊＊＊
カレンダーを見た彼は先に上がる旨を伝えて家に帰り、料理を作った。
そして、暗くなった道を歩きながら、彼は
TIFFANY&Co.の店に入っていった
「いらっしゃいませ」
上品な女性スタッフに迎えられ、彼はたくさんの指輪を見ていく。
やがて、1つの指輪を選びじっとそれを見つめた。
目の前にかざして、ふっと頬を緩めた。
綺麗なティファニーブルーの包装に真っ白なリボンがかけられた。
スタッフに見送られながらそれを持って彼は満足そうに彼女の仕事場の教会まで歩いてきた。
＊＊＊
彼はゆっくりと隠していたティファニーブルーの箱を取りだした。
白いリボンで綺麗に結ばれたそれを受け取った彼女は手の中にある箱を見てゆっくり彼の目を見すえた。
「俺と、結婚してください」
彼の真っ直ぐな瞳と、真っ直ぐな言葉に彼女の目からは涙がこぼれ落ちた。
それから、彼女は目を細めた。
「……はい」
その一言に今度は彼が頬をほころばせた。
壱馬はAをぎゅっと抱きしめた
「Aのこと、絶対幸せにします」
「…よろしくお願いします」
Aを抱きしめる壱馬の手に力が加わった。
そして2人は額をくっつけあって、幸せそうに微笑みあった。
TIFFANY BLUE
川村壱馬
片寄A
＊＊＊
花道を幸せそうな笑顔を浮かべた2人が歩いている。
薄いピンクや白い色のバラの花びらのフラワーシャワーを浴びて、2人は幸せそうに見つめあった。
「A」
微笑んだ彼女に、彼はそっとキスをした。
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美紀(プロフ) - EXILE TRIBE大好きです❤️コロナとか温度差で体調に気をつけましょう (1月10日 14時) (
レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - Part2が公開されるのを楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2023年4月6日 1時) (レス) @page50 id: 8e291ea386 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 楽しみにしています！ (2022年8月30日 22時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - aiさん» コメントありがとうございます！いずれ全体公開にする予定です！！まだ作品が1話もない状態ですので、いくつかお話を載せてから公開にしようかと考え中です。もう少しお待ちいただけると嬉しいです！ (2022年8月30日 22時) (レス) id: 59ca19efa6 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 作品が大好きで繰り返し読んでいます！ Part2はパスワードが掛かっていますが、公開する予定はないでしょうか？ 早く続きが見られるのを楽しみにしています！ (2022年8月27日 12時) (レス) @page50 id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シェリー | 作成日時：2019年12月11日 20時
