過去の記憶2 ページ15
部屋に帰った後はジョナサンの本の内容を読んでいた。読んで手に入った知識はその仮面の事と父のディオのことについてだったがこのようなことが書かれていた。
まず1つ目はこの仮面をジョナサンは石仮面と呼んでいたこと。
次にディオとは関係が悪かったこと、ディオはジョナサンの立場が悪くなるように噂話をしたり、仲間とつるんで嫌がらせをしてきたこと。
石仮面は血に反応し、表面から血を吸収すると仮面から無数の針が出てきて仮面を着けていた人の脳に突き刺さる様な仕組みになっていること。
父はジョナサンとの大きな喧嘩の最中で事故死をしたと聞いていたが、虐めていたのだから仕方ないことだと思った。そしてこの仮面はどうやら血に反応するらしい。これが何故作られたのか、針が突き出さる仕組みになっているのは理由はなんだろう、古代の拷問用具として作られていたのか。
いくつかの疑問が挙がったが、やはり復元したのには訳があるのだろう。スピードワゴンさんに朝聞いてみることにしようと思い、その日は寝た。
次の日にスピードワゴンさんに石仮面のことを書いた本を見つけたことを話した。石仮面を持っていることについては、外に出た事がバレてしまうので言わなかった。スピードワゴンさんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに真剣な顔つきで話し始めた。
私の父が石仮面をかぶったこと。かぶった事で信じられぬ事に吸血鬼になったこと。吸血鬼になったことで不死身になったこと。吸血鬼になる際にジョナサンの親を殺したこと。沢山の人をゾンビにしてジョナサンと戦ったこと。
スピードワゴンさんは自分の知ってることを話してくれた。私は部屋へ戻り、石仮面を観察した。口には大きな八重歯があり、吸血鬼の特徴ともいえる。
不死身...やはりその言葉に誘われる。不死身になれば何でも出来る。私はこの時、大きな過ちを犯してしまった。やはり手が石仮面に伸びてしまう。不死身という誘惑に負け、石仮面を手に取る...
石仮面を顔にはめ、自分の手をナイフで傷つける。石仮面に溢れ出てきた血を付ける。すると無数の針が出てきて頭に刺さる。激痛が走り、物凄い頭痛がくる。かなりの激痛に耐えられなくなり、石仮面を引っ剥がそうとする。針の1本が折れ、変な方向に針が食い込む...
10秒後...Aにとっては何十秒とも言えるような長い時間が終わり、針が元に戻った。頭から流れ出ていた血もすぐに止まり、さっきの激痛も感じなくなっていた。
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まるなる - もうちょっと分かりやすく小説書いた方がいいと思うよー。でも、これからも頑張ってくださいね。 (2018年4月21日 22時) (
レス) id: 5b15a9a7c5 (このIDを非表示/違反報告)
Anndore(プロフ) - すいません。外すの忘れてました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年4月9日 23時) (レス) id: a9aef46faf (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外して下さーいちゃんとルール守って下さーい (2018年4月7日 15時) (レス) id: 290f3d7f32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杉 花粉 | 作成日時：2018年4月7日 14時
