男心芽生えました。【実渕玲央】

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緊張の時間が終わり、永吉先輩もコタ先輩も無事70点取れました！！

まさか、実渕先輩と2人で教えることになって、緊張してちゃんと教えられてるか不安だったけど、

無事に70点取れて本当よかったぁ〜！



「お疲れ様」

「み、実渕先輩っ！」



実渕先輩から、わ、私に話しかけてくるの……

珍しい！！



「お、お疲れ様です。」



私、普通に言えたかな？！言えたかな？！



「玲央、ちょっといいか」

「はーい、今行くわ」



赤司君の元へ実渕先輩は行ってしまった。

実渕先輩が話しかけてくれるなんて本当に珍しい。

というより、私嫌われてなかったけ？



「なになになになに、実渕先輩といい感じじゃない〜！」

「べ、別にそんなんじゃないよ！でも、少し実渕先輩の雰囲気が変わった感じもした」


私また、何かしちゃったかな？！


実渕side


どうしちゃったのよ！私！あの子と喋るとなんでこんな心臓がうるさいのよ！

前までは別になんともなかったじゃない！

こんなの、、私があの子の事、好きみたいじゃない。


「玲央どうした。顔が赤い」


え、うそうそ、顔赤いの？！


「こ、ここの教室熱いのよ〜」

「たしかにな。熱中症には気をつけるんだ。それと、玲央。明日朝7時に玄関に玲央だけでこい。」


え？私だけ？
それにどうして玄関なんだろう。


「この事は誰にも言うな。」

「わ、わかったわ」


一体なんなんだろう。
朝練もないのに7時に呼び出しだなんて。

それに、どうして生徒玄関に集合なのかしら


「レオ姉レオ姉！凄くない？！80点だよ！」

「俺もすげーだろ！こんな点数初めて取ったぞ」


自慢にならないわよ…


「良かったわね。アンタ達浮かれてる場合じゃないわよ。本番は明後日なのによ？さっさと家に帰って復習しなさい」

「「うぃーす」」


本当困った子達ね。

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