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＊
う「ちょっとゆったりしすぎたかもな」
A「そうだね」
まだ提出しなければならないレポートも、全然終わっていない。
さすがに家に人が来ている間にそんなことはできないし、渉も渉で都合はあるだろう。
う「そろそろ、帰ろうかな……」
A「そうだね、でもまた来週会えるし、大丈夫でしょ？」
う「まぁ、な……おまえは、寂しくねぇの？」
A「う〜ん……寂しい寂しくない以前に私たちこの前まで会ってなかったし…」
う「…そ………なあ、A」
A「…何？」
真剣な眼差しでこちらを見てくる渉。目を逸らそうにも逸らせない。
う「…なぁ、A」
距離を詰めて耳元で囁いてくる。
A「え、ちょっ…んっ」
思わず後ろに下がって距離を置く。
う「…逃げんな、」
壁に追い詰められて、壁にトン、と手が押さえつけられる。
手を振りほどこうと思えば振りほどける力加減。
A「…な、に……？」
腰にするっと片手がまわってきて、ビクリと肩が跳ねる。
首元に顔が埋められてはぁ、と渉の吐息がかかって、体が栗立つ。
A「わ、渉」
う「………んっ」
ちゅぷ、と深いリップ音が小さくなって、微かに痛みが走る。
A「ちょっ、何やって……」
う「…さぁ？なんだと思う？」
悪戯げに口の端を上げる渉の様子が気になって、さっき渉に口付けされたところを見ようとすると、渉の手が頬に触れて、顔を正面に戻される。
う「……どうせ後で気付くんだから、今は見るな」
A「…完全に楽しんでるよね…？」
少し冷たい感触が首元から伝ってくる。
ちら、と胸のあたりを見れば、たらり、と水滴…？が垂れてきている。
(いや、これ………渉の……)
そう気付くと同時に顔に熱が集まるのがわかって、思いっきり渉を睨む。
う「ふふ、ごめんって………」
鎖骨あたりに渉の顔が近付いてきて、ぺろ、とそれが舐めあげられる。
A「〜っ、！」
う「……さ、帰るか」
A「え、切り替え早」
そそくさと帰る準備をし始めている様子を見て、ほんとうに帰るんだ、と少し寂しい気持ちが沸いてくる。
A「あ、下まで送る…」
う「…体は大丈夫？」
A「まあ、さっきよりは」
う「そう、なら……」
軽くひょい、と姫抱きされて、立たされる。
A「ありがとう」
う「いーえ」
先に玄関先に行って待っていると、その後すぐ渉が来る。
A「じゃ、行こうか」
＊
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ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2021年10月13日 22時) (
レス) @page38 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
蝶朱(プロフ) - 千衣さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年5月25日 19時) (レス) id: 454b44bd04 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 蝶朱さん更新楽しみに待ってまーす！ (2020年5月25日 18時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
蝶朱(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！私も何とかウイルスのせいで休校です笑 そんな風に言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年3月3日 16時) (レス) id: 454b44bd04 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - んんん尊いｯ 何とかウイルスのせいで！コロナ何とかのせいで！←学校がないから…こういう小説読めるのが1番の幸せです…マジで作者さん生まれてきてくれてありがとうございます← そして更新ファイトです！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: 9cddad8678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶朱 | 作成日時：2019年11月18日 16時
