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23ノ唄「彗星の伝説使い」 ページ26

グラジオside


アイの意外な一面を見たその後、
俺は"後始末"をすると言った
二人の女のうちの一人に呼び出された。
「来ーてくれたよーでーなーによーりでーすっ!」
…どうやら髪がボサボサの方が話にきたようだ。
「何の用だ?」
「まぁまぁ、まずは自己紹介から〜♪
 ある程度見分けがつくかも
 知れないけどぉ〜、一応ねぇ〜♪」
「…それもそうだな」
俺はそれを承諾すると、
女はケラケラ笑いながら自己紹介を始めた。
「私はピースメーカー、スノー・ピースメーカー。
 長いからみんな略称呼びで"ピース"。
 さっき隣にいたのは私の双子の姉のフリーク。
 私らは主様(ぬしさま)の養女で、主様(ぬしさま)に仕える者」
ピースメーカー…確かに長い、な。
一応此方も自己紹介をしようとした。
「俺は……」
「知ってるよ。グラジオ、でしょ?
 行方不明になったモーン博士の息子の、ね。」
俺は驚いた。そもそも、なぜ行方不明の父の事を
ピースは知っているのだろうか…
「なーんで知ってるのかって顔してるね〜♪
 簡単簡単、君の父親のモーン博士はね〜、
 主様(ぬしさま)の古〜いご友人だったんだよ〜♪」
「だから知ってたんだよ〜♪」といいながら、
ピースはカラカラ笑った。
「古い友人…?」
「そーそー、主様(ぬしさま)のねっ!
 …ってんなこた言ってる暇ねーやんっ!
 あんさんに言うこたあったんやっ!」
「……は?」
ピースメーカーの口調が多少可笑しいが、
俺に言う事があるだと……?
主様(ぬしさま)曰く〜、十年前に博士から手紙を
 ずーっと預かってたんだよ〜。
 んで、その手紙を今現在、とんでもなく
 執念深いストーカーに追っかけられてる
 彗星の伝説使いが持ってるんだよ〜」
「なっ!あの最強トレーナーがっ!?」
【彗星の伝説使い】。
その異名を知らない奴はいないだろう。
手持ちの殆どが伝説や幻などの珍しいポケモンを
持ち、全地方の全てのチャンピオンリーグを
不戦勝で勝ち抜いたと噂の最強トレーナーだ。
そんなトレーナーに…ストーカーだと…?
「噂じゃなくて、本人はちゃぁ〜んと実在してる。
 ただまあ、そーんな非凡な才能のトレーナーに〜
 一目惚れしたお間抜けさんがいるんだよぉ〜。
 んで、今現在そいつから逃亡中なんだよね〜」
「……彗星の伝説使いは今どこにいる?」
そいつとも戦ってみたい。
が、なぜかピースメーカーは俺に…いや、
俺の背後にある《何か》に向かって攻撃した。

24ノ唄「腕力とお願い」→←22ノ唄「臆病な心の内」


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設定タグ:ポケモンSM , グラジオ , オリジナル設定   
作品ジャンル:恋愛
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時雨 - みづっら (2019年9月8日 17時) (レス) id: daad10c58f (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年6月24日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
20298265488 - 空白があまりなく読みにくいです (2019年6月17日 1時) (レス) id: fcd789ed98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ampere | 作成日時:2018年10月22日 22時

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