１０ノ唄「お手玉ハプニング」 ページ12
茂みの洞窟の前を通り過ぎて、
３番道路の途中にある
小道まで歩いて行くと
やっとメレメレの花園に辿り着いた。
本当にここまで来るのに時間かかり過ぎだよ。
太陽が高いし、完全にお昼時じゃん。
もうバカル団の所為にしとこう…
彼奴らの所為で時間かかったし。
(さて…、適当にジャグリングしよう)
得意だし、この時間だからあまり人もいないし
私にとっては丁度良い。
私は早速、ジャグリングをしながら歌い始めた。
「さぁ 幸せの言葉を叫ぼう
それは町を見据える山に谺して
みんなの心に火が灯ります
さぁ 幸せの言葉を叫ぼう
おはようさん
おはようさん
さぁ 幸せの言葉を叫ぼう
それは町を潤す池を跳び越して
みんなの心が燃えてきます
さぁ 幸せの言葉を叫ぼう
ありがとう
ありがとう
さぁ 幸せの言葉を叫ぼう
それは町を飛び交う蛍も喜んで
みんなの心に火が灯ります
さぁ 幸せの言葉を叫ぼう
さようなら
さようなら ♪」
歌に合わせてジャグリングをする、
今の私にとって、貴重な幸せの時間。
赤、青、緑、青のボールを…あれっ？
なんか、ボールが一つ増えているような…
青いボールなんて２個もあったっけ？違うよね？
しかも一つだけ大きいような気がするけど…
「ぴぴゅう！」
(あれっ、今コスモッグの鳴き声がしたような…？)
まさかと思って、ジャグリングをしたまま
青い大きなボールを良く見てみると…
あまりの驚きのあまり、思考が停止しかけた。
「ぴゅう！」
なんということでしょう。
ジャグリングをしているボールの中に、
コスモッグが混ざっているではありませんか。
…いや、某
そもそも、いつジャグリングをしている
ボールの中に混ざっていたのかすら分からない。
というか自分がジャグリングされている最中なのに
なんか楽しそうな気がする…
「…楽しそうだね、コスモッグ」
「ぴゅい！」
あっ、初めて返事してくれた。
ちょっとだけ嬉しいかな。
「さて、そろそろ行こうかな。
リーリエも心配してると思うし」
ジャグリングをやめようとすると、
いやいやと身体を左右に振る。
…やめないで、って言ってるのかな…
あまり長くやれないんだけどなぁ…、仕方ない。
「リーリエが来るまでだよ」
「ぴゅい！」
結局、リーリエが来るまでジャグリングは続いた。
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今回使用した曲名は「幸せの言葉」です。
１１ノ唄「潮風とヨットと罪悪感」→←９ノ唄「手の内がバレる！？」
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時雨 - みづっら (2019年9月8日 17時) (
レス) id: daad10c58f (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年6月24日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
20298265488 - 空白があまりなく読みにくいです (2019年6月17日 1時) (レス) id: fcd789ed98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ampere | 作成日時：2018年10月22日 22時
