【あんさんぶるスターズ】五奇人の"六人目"です

五話目 ページ6

一時限目に入ろうかと言う時。

宗「A!!ちょっと来るのだよ！」

「しゅ………宗!!待って………!!」

教室から、渉の「先生には言っておきますね☆」が聞こえたので多分大丈夫だろう。

まぁ、会長の「A〜………行かないでおくれぇぇぇぇぇ!!」の断末魔とか聞こえたけど気のせいだね。どうせ会長、この後棺桶行くんだろ。

__部活棟

ガチャん、と鍵が閉まる。

宗「………帰ってきたら一言言うべきだろう!!何故、何故僕に声を掛けてくれなかったんだ！」

ダンっ、と自分の横の壁に掌が迫る。

壁ドンやな。

宗「………っ！どれだけ…………どれだけ待ったと…………思っているのだよ……………!!」

目の前で、宗が崩れ落ちる。

控え目に腰に腕が回され、腹に顔を埋められる。

「………宗、ごめんね。待たせたね…………。」

行き場の無かった手で、宗のピンクの髪を撫でる。

宗「……………っぅ…………。もう、どこにも……行かせないのだよ……………!!」

ぎゅぅ……とキツく抱きしめられる。

「はいはい、今度は何処にも行かねぇさ。」

目を細め、撫でる。

宗「……A、久々のライブ、良かったのだよ。」

「マジで？今度のライブのチケあげよっか？」

宗「奇人全員で行くのだよ。」

「なはは……照れるのう……」

宗「もう、全員に会ったのか？」

「会ったよ。皆、変わったね」

宗「Aもなのだよ。だって、






さっきから僕の目を見ないじゃないか。」





あァ、バレちゃった。

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