【あんさんぶるスターズ】五奇人の"六人目"です

十五話 ページ18

【３年Ｂ組、狂屋 A、生徒会室に来い。】

放課後。唐突にお呼び出しが掛かった。

辛いぞ。

渉が居ない。なるほどfine全員で俺を虐めるんだな?!

違うよな。被害妄想しすぎだわな。

＿＿生徒会室

英智「やぁ、A。来てくれたんだね」

「来たくもねぇけどな」

………知らない奴がいる。右後ろに居るから見えない。

桃李「ちょっと！弁えなよね！」

「……………ア？」

見た感じ1年か。

生意気だなぁもう…………。俺の顔知らない奴多すぎだろ……、

「………ヒメミヤ？だっけ。あとはユヅル。外に出てろ。大人の話だ」

桃李「はぁ？意味わかんない！なんで……」

英智「ごめんね、桃李。出てて」

覚えてなよ……とか言いながら、ヒメミヤとユヅルは出ていった。

「…………でぇ？何。」

英智「いや、ね？戻ってきたのに何も言ってくれないから。こちらから呼ばせてもらったよ」

「本題。俺が求めているのはそれだけだ。」

英智「つれないなぁ……」

「……………………もういい。」

くるり、と踵を返してドアを出ようとする。


英智「右眼、治さないのはなんでだい？」


「…ッ！テメェ！」

ツカツカと大股で近寄り天祥院の胸倉を掴む。

「何処まで調べやがった!!答えやがれ!!」

英智「さぁ。本名と家族構成、位かな？」


ッチ。コイツ……………。

しょうがない。次の生徒総会まで待とうと思っていたが、もうダメだ。

「……………一ヶ月後、テメェに………fineに勝負を挑む。次のドリフェスだ。準備して待っていろ。俺は……………【不思議の国】は！今度こそテメェをぎったんぎったんにしてやる！」

ダンっ、とドアを開けて出ていった。

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