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しぶしぶスプーンをもった七種をみて、さすがに押し付けがましかっただろうか、と思ったが
一方の七種はプリンを1口食べるやいなや、
このプリンはもっとこの店の中心メニューとして売り出すべきだ
とか
プリンに合わせてこんなものをだしてみてはどうか
などと目をキラキラさせながらこの店の営業戦略を語り始めた。
『い、や、自分バイトなんでそんなこと言われても…』
「そうなのですか!では企画案としてまとめて差し上げるのでぜひそれをオーナーさんに提案してあげてください!」
七種がパソコンを取り出したその時、店のドアがあいた。
「茨…」
「閣下!どうされたのですか?」
七種が"閣下"と呼ぶ彼は、Edenの乱凪砂だ。
乱のことはあまりよく知らないが、このふたりが同じグループであることだけはわかる。
「つむぎくん達がさがしていたよ」
なにかを思い出したように携帯を確認し、あー、と頭を抱える七種。
「そうでした、今日は同部屋の皆さんとお菓子パーティーの日でした…すっかり忘れていました!」
「お菓子パーティー…」
乱が小さなこえでつぶやくのと同じタイミングで自分も心の中で呟いた。
…お菓子パーティーなんてするんだ。
このひと。
意外だ。
「……なにか勘違いしているようですが、自分は巻き込まれている側ですからね…こんな時間からお菓子など本当は食べたくないものです」
あ、そうなのか
しっかり訂正をされた。
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んぺ(プロフ) - yukiさん» そう言って貰えて嬉しいです!! (2022年9月23日 20時) (レス) id: 0d030e106e (このIDを非表示/違反報告)
んぺ(プロフ) - 水無月のぞみさん» ありがとうございます!亀更新ですが、良ければこれからもお付き合い下さい (2022年9月23日 20時) (レス) id: 0d030e106e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - とても七種がかわいかったです続きも楽しみです (2022年9月23日 17時) (レス) @page10 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 和みました。これからも更新頑張ってくださいね! (2022年9月5日 7時) (レス) id: 737353e60f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:んぺ | 作成日時:2022年7月9日 23時