“梅雨”ヲ報ラセル怪盗カエルン。

カエルが１０匹：寝不足になれば保健室。 ☆ ページ12

〜朝練終了〜

あ「ﾌﾗｯ…やっぱり、寝不足でヤバイな。保健室行かなきゃ…。」

はい。毎年、始動仕事の次の日は保健室で全授業を過ごします。

理由は…分かると思いますが、極度の寝不足…

ガラッ…

あ「せんせー…いますか？」

先生「あら？雨乃さん！…その顔色からして毎年の寝不足ね。ゆっくり寝なさい。」

あ「はい…。」

そう言って私はベッドがある部屋に入った。

ポタ…ポタ…ザァァア!!

あ「やっぱり、雨。」

そう、私が保健室で寝る日はいつも雨が降る。

まぁ…梅雨前線がきたから活動しているんだけどね(笑)

窓際のベッドに横になっていると

ゲコ！ゲコ！

あ「あ、おやびん…。今年も来てくれた…。」

【当たり前だ！ってか…大丈夫か…？】

あ「正直、大丈夫じゃ…ない。」

※先生はベッドの部屋を出てすぐ近くにいるので小声でしゃべっています。

【…ゴメンな？こんなになるまで…】

あ「いいの。私がやりたいの。めっちゃ楽しいし…♪」

【そうか…(笑)】

あ「ねぇ…おやびんこっち入って来て一緒に寝てくれる？」

【えっ…だって俺、濡れてるし…；////ね、寝るって…/////】

あ「タオルあるから…ね？」

【…分かった…///】

ガチャ…

ぺちゃ…ぺちゃん

あ「…じっとしててね…。」

【…////】

あ「…よし。これでいいかな…。」

【な、なぁ…本気か…？///】

あ「…ぅん。だってさみしいもん。ほら…もっとこっち…。」

ぎゅぅ…

【っ!!/////(顔近いっ!!吐息がかかって…///)】

あ「…おやすみ…おやびん…^^」

【…！…おやすみ…お疲れ様。】

あ「…zzz」

【…俺も寝よう…】

・

・

・

〜昼休み〜

ガラッ…

鬼道「失礼します。雨乃さんいますか？」

先生「ええ。いるわよ。先生、ちょっと出張だから雨乃さん見といてくれる？」

鬼道「はい。」

〜鬼道side〜

そう言うと先生は保健室を出て行った。

俺はベッドのある部屋に入った。

ガチャ…

入ってみると１つだけカーテンに覆われてるベッドがあって

微かに寝息が聞こえた…

そっと上の方のカーテンを開けてみると

鬼道「えっ…!?」

あ「…zzz」

俺が見た光景は

綺麗な黄緑色のアマガエルと

Aが

笑ってくっついて寝ていた―…

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