甘く、淡く

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不良｢サツだ！ずらかれ！！｣




ジェ｢どこ行くのー？｣




高地｢ほい、捕まえた。｣






念の為に警察と救急車手配してきたけど、北斗とAだけは出てくる素振りがない




森本｢……A！｣




北斗強いしなんだかんだって、思ってたのに





目の前に広がる光景を信じられなかった。




京本｢何、これ……｣





田中｢こっちです！早く！｣




森本｢A、A……、北斗？｣




Aを抱き抱えるようにして倒れてる北斗の腹には何かが刺さってて。




森本｢A、起き……｣




Aの背中に触れたら、血まみれになった。誰の？





森本｢……は？何、これ｣





田中｢意味わかんねーよ！｣





ジェ｢あいつがAちゃん刺して、北斗は……刺してねえって｣





森本｢……じゃ、北斗は。｣





北斗が大事そうにAを抱きしめてて





……運ばれて、いったけれど。





渡辺｢どういうことだよ！｣




岩本｢落ち着けって……！｣




渡辺｢Aまで居なくなったら、俺、おれ……｣




幸い一命は取り留めているけれど。





というより北斗に関してはほぼかすり傷程度って。



ビビってんじゃねーかよ



翔太がAを抱きしめてるけど、俺らはそれを見ているだけで、声をかけることも出来ない。

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