It is you that I really want to protect.【天月-あまつき-】

7話@りあ ページ8

皆が部活で汗を流しているであろうこの時間、また私は白い息を吐いていた。


人生最大の怒りを必死に抑えながら。


屋上での出来事。


私は、あの人たちもそうだけど、1番自分が許せなかった。


守れなかった。


会っているわけでもないのに、私のこんな日常の所為で、天月さんが貶されてしまった。


そして、大好きなのに何も出来なかった私の不甲斐なさに飽きれ、怒っていた。


今日も天月さんを聴いて帰る。


今日も、ただ1本の影しか無い。


けど、天月さんの歌声があれば、何でも頑張って来られた。


甘くて、綺麗で、力強くて＿＿＿


そんな歌声を聴いていると、今日の屋上での出来事が、私を一層イライラさせた。


否定されたとき何で庇えなかったんだろう…？


そんな疑問が私の頭の中をぐるぐると回っていた。


天月さんは何も悪くない。


むしろ助けて貰ったんだ。


“ あんた、アマツキ？とかいう歌も大して上手くないやつのこと好きらしいわね ”


言葉だけとは言え、これもいわば








言葉による


い じ め 。








……私は気分転換にスマホを見た。


そしてある曲を探した。


聴いてるのは、


そらるさんとまふまふさんの


ミルククラウン・オン・ソーネチカ。


天月さんと仲が良いこの2人の曲も、よく聴く。


貴方「はぁ…」


この人たちも、すごいなっていつも思っている。


まふまふさんに関しては、昔色々あったみたいだけど、こうやって歌い手活動をしている。


そらるさんっていう人間に支えられながらでも、頑張っている。


＿＿＿＿＿＿私にも。









＿＿＿＿＿＿＿＿私にも、そんな人が









いたらいいのに。









……ね。


♪･･･*･･･♪･･･*･･･♪･･･*･･･♪･･･*

何この終わり方(真顔)
りあ でした((

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