たった一日、なのにお前を… (ページ4)

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ナッシュ
『もう少しで昼だな』

哀翡
『ではマジバに行きませんか』

まぁそこだと楽か。

「彼処にいるのナッシュ・ゴールド・Jrだよな」

「だよな、隣に居るのってもしかして？」

「え、もしかして？」

哀翡は何の事かと首を傾げて、モブの方を向いた。

「ヤベェ可愛い……！！」

その一人が何か言ったあと顔を真っ青にして明後日の方向を見た。その原因が俺が軽く睨んだからだろう。(周りからしたら軽くじゃない)

哀翡
『どうしたんです？顔が怖いですよ？』

ナッシュ
『何でもねぇよ。ほらさっさと行くぞ』

手を引き早々とその場から離れた。
チッ、俺らしくないな

・

・

「ご注文は？」

哀翡
『ご注文だそうです』

ナッシュ
『コーヒーとあとは適当に選べ。俺は席でもとっとく。』

哀翡
『判りました』

俺は空いている席に座った。これから時間どうしようか。確か日本はカジノは違法で無いんだったな。そういえば、アイヒの事知らねぇな。さっき繋いだ手は小さくて冷たかった。

哀翡
『お待たせしました。ナッシュさんは大きくてすぐ判りますね。』

ナッシュ
『んなことどうでもいい。座れ、食べるぞ』

哀翡
『そうですね』

何も話すことが無く静かに目の前にある物を食べていた。

ナッシュ
『なぁ、お前の事話せ』

哀翡
『え？私の事ですか？……？』

ナッシュ
『名前以外のお前の事』

哀翡
『えっと、高校2年で部活には入っていません。辻家は小さな財閥で私はそこの一人娘です。中学の時は帝光中でバスケ部のマネージャーをしていました。楽しいですか、こんなことを聞いて。』

帝光中……！虹村が居た所か。そういや、虹村がバスケ部の奴らレギュラーが全員カラフルって言ってたな

ナッシュ
『それほど。ここら辺ゲームセンターあるか？あるなら暇潰しに行こうぜ』

哀翡
『判りました。どこへでも行きましょう』