五奇人ともう1つの物語 (ページ10)

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やっと会えたページ10

A目線

革命を終えて1週間がたった日、とうとう楓奏くんが登校したという情報を得ました。
と言うのも、トリスタの1人、真緒くんが興奮気味に2Aに来て教えてくれたのです。

1番先に反応したのはスバルくんでした。真緒くんが楓奏くんの名前を出すや否や隣のクラスに走って言ってしまいました。その日、珍しく教室に顔を出していた夏目くんも血相を変えてどっかに行ってしまいました。

私たちはスバルくんを追いかけて2Bに行きました。楓奏くんの周りには2Bのクラスメイトとスバルくんがいました。

楓奏くんはあまりにも人が多かったからかあわあわしているようでした。
そんなあわあわしている楓奏くんも可愛かったですが...。

スバルくんは楓奏くんに抱きついていて、泣いているようでした。
凛月くんも楓奏くんにギューッと抱きついていて、楓奏くんは人気者であることがわかりました。

私がこの状況を見てほのぼのしていると、後ろから足音が聞こえました。
振り返ると、いつもの冷静な様子からは想像できない慌てた様子の零先輩とfineの渉先輩と流星隊の奏汰先輩とあった事の無い先輩方がいました。どうやら夏目くんが呼んだらしいです。

その先輩方は楓奏くんに気づくと、子を見る親のような優しい笑みで楓奏くんに近づいていきました。

零「嬢ちゃんは転校してきたばかりだから知らんじゃろうから、我輩たちの物語を教えてやろうぞ。」
と零先輩は言ってくださいました。

...to be continued