五奇人ともう1つの物語 (ページ24)

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六奇人の日常♪ ページ24

楓奏目線

それから僕は六奇人の皆さんと仲良くなっていった。

教室にいる時には大抵夏目お兄ちゃんが話しかけてくれ、スバルくんと一緒に僕に興味津々な人達から守ってくれる。。
夏目お兄ちゃんと話すのは、占いの話から六奇人のほかのお兄ちゃんたちの話などたわいもない事だった。

衣装が必要になったら宗お兄ちゃんに頼んだ。
大体衣装と一緒に僕の大きさにぴったりなフリルのスカートやワンピースが付いてきたけど...。

仲良くなった北斗くんに忘れ物を届けにいったり、演劇部に遊びに行ったりすると、必ず渉お兄ちゃんがもてなしてくれた。
渉お兄ちゃんのマジックはほんとに魔法みたいで面白かった。

噴水の前を通ると必ず奏汰お兄ちゃんに噴水の中に引きずり込まれた。
夏場は気持ちがいいので、そのまま入っていると、よく薫お兄ちゃんがタオルを持ってきてくれた。

部活は零お兄ちゃんのいる軽音部に入った。
最初は晃牙くんが怖くて零お兄ちゃんの後ろに隠れていたけど、晃牙くんは優しくて僕にギターを教えてくれたりした。
そのお礼にピアノを教えたら、『猫踏んじゃった』をドヤ顔で引いてた。
僕がピアノを弾いているとよく晃牙くんと零お兄ちゃんが演奏に入ってきて、セッションしているみたいになった。
たまに凛月お兄ちゃんも入ってきて連弾したりもした。

ユニットでは相変わらずスバルくんと佑樹くんと竜臣くんと仲良く楽しく活動していて、たまにドリフェスに出てはファンのみんなと交流していた。
その時に、いつも最前列には凛月お兄ちゃんや泉お兄ちゃん、薫お兄ちゃんがいて、その隣には六奇人のお兄ちゃん達がいた。

こんな幸せな毎日がずーっとずーっと続くと思っていた。

あの日までは。

...to be continued