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＿＿
「…」
仕事のあと、肋角さんに報告しにいき、
ついでに皆を集めてもらった。
皆が揃い、私は今まさに生前を語ろうとしている。
肋「無理に話さなくていいんだぞ」
私の生前を大体知っている肋角さんが優しく言ってくれた。
ここで、終えたらきっと話す機会はこない。
私は甘えぬように首を振る。
「…話します、ちゃんと」
静かに笑って、再び皆と向かい合う。
そして話した。
ぽつり、ぽつり、少しずつ、言葉を紡いだ。
「……から…こうなって……」
皆は真剣に聞いてくれてた。
「……」
話を終えて眼帯を外した。
ただ、外す手は震えていた。
皆に拒絶されることが怖かったんだと思う。
「…私の、生前は……こんなものです」
気づいたら涙で溢れる目。
右目から涙は出ないけど、左目から右目の分も流れた。
私は肩を震わせて静かに泣く。
ふと、頭に温もりを感じた。
肋「…」
見上げると肋角さんが私の頭を撫でていた。
静かに微笑んで、私を見ている。
その優しさに次々と涙が溢れて止まらない。
「…うっ…うぅっ」
顔を覆い、嗚咽を漏らす。
そんな時優しい声が聞こえる。
これは、佐疫の声だ。
佐「大変だったね、お疲れ様」
そう言って私の手を握ってくれた。
それに続くように他の人も声を上げる。
斬「よく、耐えたな」
木「ほらほら泣かないの、大丈夫だからね？」
谷「心配しなくとも俺は突き放したりしない」
斬島は私を真っ直ぐ見つめて、
木舌は私の頭を撫でながら、
そして谷裂は不敵に笑いながら、
そう言ってくれた。
田噛は壁に寄りかかって寝ているが
少し目を開くと私を見て少しだけ口角を上げていた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
うわぁぁ！
評価増えてる！
お気に入りも！
ありがとうございますぅぅぅ！！！！
もう感激です(´・ω・｀)
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ゆっきい - 田噛がイケメソすぎて涙出てきたお、、、、、 (2016年9月17日 9時) (
レス) id: 0db5e774af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燐音 | 作成日時：2015年7月4日 16時
