7.御幸の嫉妬 ページ11
御幸と玲は会話することなく部屋についた。
2人は玲の部屋に入った。
玲は、スコアブックを置いている本棚の方へ行く。
そして玲を見つめる御幸。
「一也、この試合のスコアブックでい…」
途中で玲の言葉が途切れた。
御幸が玲に壁ドンをしたからだ。
「休憩時間終わるから退いて…」
御「やだ」
頑なに退こうとしない御幸。
玲は、女が男に力で勝てるはずがないと分かっているので、御幸が退くまで待つしかない。
御「ごめん。」
急に御幸が謝った。
御「玲が早く寝るように言ってくれたのに長澤ちゃん見て、寝坊して…」
「分かってるならいいよ。」
ギュッ
御幸は玲を抱きしめ、
御「こんな彼氏だけど、そばにいて…」
「随分と弱々しい事を言うのね(微笑み」
御「亮さんに…ほかの男にに玲をとられたくない…」
「大丈夫。私は、一也に飽きられるまでそばで支えるよ。
それに、亮介さんも一也をからかっただけだよ。」
御「(玲は、なんで恋愛に鈍感なのか…
明らかに亮さん、玲の事好きだろ)」
なでなで
玲は、悲しそうな顔をしている御幸の頭を撫でる。
御「(気持ちいい。)」
御幸は、玲の肩に顔を近づけもっと撫でてと言う様に頭を玲の肩をぐりぐりと押す。
「(小さい子供みたい…)」
玲は、さらに頭を撫でた。
御「ねぇ、玲。キスしたい。」
っと耳元で囁く御幸。
「えっ…」
御「襲いたい…」
玲の目を見て真剣な顔で言う御幸。
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作者名：月夜に輝くキミ。 | 作成日時：2019年5月19日 21時
