見えない光がそこに ページ13
木々が周りを包み込み暗くかえる道の奥に光る真っ白な道標。
そこを抜ければ、私は逃げられる。
素足で赤く染る足を鞭打って歩き出す私をまるで風が思いを乗せて背中を押すように吹く。
後ろからは、桐間先輩、永江先輩の声。
「えみちゃん待ってぇ〜！」
「えみ、俺たち今お前のそばにいるんだ。
こっちを向いてくれよ。」
けどその声は全くの別物。
あの二人は、赫鬼に食われてもういない。
今ここで振り返ったら私は、先輩達の願いや私を助けてくれたみんなの思いすらを無駄にしてしまう。
「エみちゃんマってェ。」
「えミ、オれたち今オまエのソバニいるんダ。
コッチを向いテくれよ。」
徐々に、声も変わっていく。
それでも振り返ろうとしない私を赫鬼は、
「コッチヲムケェェェエエエエエエ！！！！！」
と雷が空から地へと落ちるくらい大きな声で私に向けて叫んでいる。
その怒涛の雷のような叫び声に鳥肌が立ち今にも腰が抜けそうになりながらも走った。
怖い。
それだけの感情と
みんなの思いを無駄にしたくない。
2つの感情がお互いにぶつかる。
目の前には、眩しいくてまるで日の光みたいな明るさがある。
さらに色んな声が私の足を止めようと聞こえてくる。
「えみちゃん行かないで」
「えみ行くな。」
「えーちゃん行っちゃヤダ」「えみ行っちゃったら私寂しい。」
「えみ」
「
その後ろには彼女をこの世界から言って欲しくないのかたくさんの手が伸びている。
それはまるで歩いている彼女を止めているかのように。
その声の中にひとつ、別の声が混じっていた。
「笑！！！！
お前は、生きろ！
お前だけは、生きて色んな世界を見ろ！！！」
声が聞こえてそのまま光の中に突き飛ばされた。
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アリス(プロフ) - 舞眠さんありがとう！！楽しみにしてて！またいつ良いのが降りてくるか分からないけど(；´Д｀)その時はまたほんとにいい作品作るよ！！ (2020年9月28日 21時) (
レス) id: 7cd8ddd5db (このIDを非表示/違反報告)
舞眠=MAMIN=(プロフ) - アリスさん！楽しみにしています！ (2020年9月28日 21時) (レス) id: 5007dd9946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本を読む木 | 作成日時：2020年9月24日 22時
