10 ページ16
──ほらな──
浪川の目線の先には、数頭の馬がいた。
浪川「こいつに乗って、追いかけるぞ！
喜峰！乗り方はわかるな？」
喜峰「はい、一応！
浪川「充分だ。
行くぞ！」
喜峰「はい！」
三人は馬の手綱を握り、走り出す。
人に飼い慣らされた馬が従うのもおかしな話だが、動物本能から浪川の秘めたる力を感じとり、威圧されての事だ。
しばらく宛もなく(と言っても、向かう先は船だろうから､山を下ればいいのだが)馬を走らせていた。
すると、浪川が馬を止める。
喜峰「どうした……」
どうしたんですか、いいかけて、浪川が黙らせる。
浪川「近くに居るな」
浪川はそう言うが、音が聞こえた訳でも、まして見える訳でもない。
けれど、浪川が言うならそうなんだろうと思う喜峰と湾田は、静かに聞き耳をたてる。
相手は逃走中なのだから当然っちゃ当然だが、木の葉のすれる音一つたてない。
本当に居るのか？と疑いたくなるほどだ。
唐突に、浪川が持ち出した銃の引き金が引かれる。
それは木々の間を明確にすり抜け、一人の少年の目の前をすり抜ける。
いつのまにやら馬を降りていた浪川が、びっくりした拍子に尻餅をついた、その少年の額に銃を向けていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
坂咲悠里(プロフ) - 雲海有朱さん» では、有朱さんで♪(*´｀*) (2014年5月22日 13時) (携帯から) (
レス) id: ca8462257c (このIDを非表示/違反報告)
雲海有朱(プロフ) - 坂咲悠里さん» 好きに呼ぶといいよ！ (2014年5月22日 12時) (レス) id: c9464bef59 (このIDを非表示/違反報告)
坂咲悠里(プロフ) - 雲海有朱さん» え、有朱さんでは駄目ですか？(;´д｀) (2014年5月22日 12時) (携帯から) (レス) id: ca8462257c (このIDを非表示/違反報告)
雲海有朱(プロフ) - 坂咲悠里さん» じゃあ、雲海さんの事は、駄作者とでも呼んでください！ (2014年5月20日 13時) (レス) id: c9464bef59 (このIDを非表示/違反報告)
坂咲悠里(プロフ) - 雲海有朱さん» 宜しくです！^^ 私の事は悠里と呼んで下さい！(*´｀*) (2014年5月20日 5時) (携帯から) (レス) id: ca8462257c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
