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プロローグ ページ1
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女は、薄暗い部屋で電子機器を弄っていた。
女の傍らには、ゼリー飲料のゴミと散乱した紙の束。
『あぁ゛〜〜!!2日以内に黒蜥蜴の任務と遊撃隊の任務の資料を纏めなきゃいけないの!?
それまでずっと缶詰めな訳!?
本当にこの組織って稀にみるブラック企業だよね』
女性にしては少し低めな声で喚き散らす彼女。
マフィアの首領ブッ殺す。
なんて不穏な台詞は聞こえなかった事にする。
コンコン。
部屋に響くノック音、女は電子機器の前から移動してパチン、と部屋の電気を点ける。
「失礼します、懸賞首が探偵社に取られたと情報が入りました」
『・・・ふーん、嫌なコトになったなぁ。ありがとう樋口ちゃん』
女の紅玉のような瞳が細くなり、唇は弧を描いた。
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作者名:こしあん派 | 作成日時:2019年12月9日 20時