澄んだお前の瞳

《妖が九匹》 ページ11

リクオ「みんな！こんなところにいたんだ！」




萌黄「勝手に出歩かないの！」



鯉伴「はは、いいじゃねぇか。」



カナ「え？誰？」


鯉伴「俺はリクオの父親
よろしくな。」


なぜ私のときだけ名前を
言ったのだろう？


ゆら「ここには無数の妖気が感じます
お宅を拝見いたします。」



鯉伴「おう！いいぜ。」


妖怪が…いや、半妖


リクオ「ね、ねぇそろそろ広間に
戻って、お茶飲まない？」



ゆら「いえ、もう少しお宅を拝見
させてください。」


こういう陰陽師がいるから
嫌いなんだ


話を聞かないで


私のときだって……！


ギリッ


鯉伴「……。」


色々回ってみたが
納豆小僧が普通にいたのは
笑えたな


清継「よーし！こうなったら僕も
この家をくまなく探すぞ！！」


リクオ「ちょっ、やめてよ！！」


スパァンッ


鴆「………。」


すごい顔だな
まるで


"奴良組の三代目とあろうお方が
人間とつるむなんざ情けねぇ！！"


…と言ってるようだ←


奴良組ってなんだ？


ススッ…


ゆら「ここ、今までで強い妖気がする。」


リクオ「え！？」


確かに…邪悪な気だ
用心するか……


この良い気に紛れようとは
許さない…っ！


鯉伴「大丈夫か？」


萌黄「あっ！はい。」


悟られないようにしないと

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