白烏 ２

【 音駒高校 】 ページ13

田「たっ頼もしいな武ちゃん！！どうしたっ」

菅「あ 相手は…！？」




武「東京の古豪… “ 音駒高校 ” 」


日「？東京？ねこま？」


菅「音駒ってあの…ずーっと烏野と因縁のライバルだったっていう…？」


武「うん！確か通称＿ “ ネコ ” 」


日「猫？」


貴｢そのまんまやないかい｣






……………


……………………






貴「……………オレナニモイッテマセン」


澤「いや大分無理な嘘ついたな！？」

菅「永田でもつっこんだりするんだなあ」

田「しかも何で関西弁なんだ」

西「良いぞ！永田そう言うところも好きだぁっ！」

縁「ベタ惚れし過ぎだろ」






いや、ほんと無意識。
今の言葉、脳みそ通らず勝手に口から出た。
俺の意思じゃない。不可抗力。




貴「あ、あの…で、ネコって…？」


田「俺らも話だけはよく聞いててよ、前の監督同士がずーっと昔からのライバルで 前はよくお互い遠征に行ってたんだと」


菅「実力が近くて相性も良かったから、遠出する価値があるくらいのイイ練習試合ができたって聞くよ。

練習試合があると近所の人は皆 見に行ったらしいよ。


名勝負！ “ 猫対烏！ゴミ捨て場の決戦！ ” つって」


月「それ本当に名勝負だったんですか」






え、月島オイ。俺はカッコいいと思ったぞ。そういう言葉遊びとか、好きだ。カッコいい。
断じて俺のセンスがおかしいわけじゃない。断じて。




澤「よし！折角の練習試合無駄にしない様に練習も合宿も気合入れんぞ！」


『オース！！』





田「東京かぁ…シティーボーイめぇえ！けちょんけちょんにしてやるんだぜぇえ…！」


月「シティーボーイって…プッ」





練習試合…音駒…東京の古豪…因縁のライバル…ゴミ捨て場の決戦…
あ、柄にもなくワクワクしてる。合宿は嫌だけど、練習試合…楽しみ




日「永田！合宿楽しみだな！練習試合も！！」


貴「…うん。早く、試合したい…」




そういうと日向はペカーッ！と顔を輝かせて飛びついてきた。その後何処からぶっ飛んで来たのか西谷先輩が日向を引っぺがして、飛びついて来た



影山よ、何故お前がウズウズしてんだよ。ヤメロヨ？150・160の奴だから耐えれてんだからな？180のお前が来たら俺腰から折れる。

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