ー87ー※※ ページ39
A｢本当にっ…？本当か…？｣
猗窩座｢嘘などつくわけないだろう。…A、
抱きしめていいか…？｣
A｢っ、猗窩座っ｣
私はぎゅっと猗窩座を抱きしめた。
猗窩座の腕が背中に回るのがわかる。
私を捉える優しい瞳も
私の名前を呼ぶ声も
暖かい温もりも
“離さない”と言うかのように抱きしめる腕も
全部
全部
私だけのもの。
猗窩座｢A、好きだ、愛してる｣
優しく重なる唇は猗窩座の体温そのもの。
猗窩座の唇…柔らかい……。
最初は優しかった口付けもだんだんお互いの息が上がってくる。
舌が絡まりあって離さない。
A｢猗窩座っ…ちょっと…待って……｣
息を整えるもすぐにまた唇が重なる。
そしてそのまま倒れ込む。
口付けしている途中に猗窩座が私の着物に手をかける。
A｢！ちょっと待って！｣
私は猗窩座の胸板をグイッと押す。
私を押し倒す体制の猗窩座は上から私を見下ろしてその綺麗な瞳に私だけを捉える。
A｢ちょっと…それはまだ…その、こ、心の準備
が…その……｣
と、言うと猗窩座はニヤッと笑った。
猗窩座｢そう言うということはこれから俺に何をされる
か分かっていると言うことだな？｣
A｢っ！｣
コイツっ…！確信犯…！
私の反応見て楽しんでやがるっ…！
A｢わ、分かるに決まっているだろっ…！私だっ
て…こ、子供じゃないんだっ……！｣
私がそう言うと猗窩座は私の髪を優しく撫でた。
猗窩座｢ならば、辞めておくか…？｣
A｢っ…めないで…｣
小さくなる声を振り絞る。
猗窩座は“ん？”と聞こえなかったのか私を見つめる。
私はもう一度、今度ははっきりと言った。
A｢やめないで…ほしい…｣
そう言うや否や
猗窩座は私を抱き上げ障子を開けて中に入り、私を布団に押し倒した。
熱を帯びる猗窩座の瞳からはもう逃げられない。
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ななや(プロフ) - うさぎもちさん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2022年3月2日 17時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - 続編おめでとうございます〜！大好きです！楽しみにしています！ (2022年3月2日 15時) (レス) @page1 id: 3d47e5a306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2022年3月2日 15時
