【黒バス】帝光中バスケ部出身キセキの七人目は夢ノ咲へ【あんスタ】 (ページ4)

今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:37,912 hit

大切なものページ4

英智(よし‥‥試してみようかな？)

いきなり何かを決意したように來に向く天祥院

英智「‥‥來君？そのヴァイオリン、貸してくれないかな？」

來「嫌だね。何をするつもりなんだい？」

英智(そうだよね。断るよね。でも、諦めないよ？)

英智「貸してくれないかな？」

と天祥院は言うと無理矢理來の手からヴァイオリンを奪い取った

來「なｯ！返せ！それは大切なものなんだ！亡き母の形見でもあるヴァイオリンなんだ！」

來は高校生になって初めて慌てた

英智「それは良いこと聞いたね？これで壊せる」ｸｽｯ

それでもなおﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯと容赦無く壊して行く天祥院
來はその場に座り込んで只壊されていくところを見るしか出来なかった

英智「すっきりしたよ。ありがと。じゃ、またね？赤司來君？」

壊し終わったヴァイオリンを川へと投げ捨て去って行った
天祥院が去ってい行った後、残された來は川に入りヴァイオリンの破片などを拾っていた

その様子をキセキの世代達が見ていた

一番に気づいたのは黒子だった

テツヤ「赤司君、あれ來君じゃないですか？」

征十郎「ん？」

征十郎は黒子が指差しをされている方向を見た
征十郎につれて他のキセキの世代も見た

征十郎「來！今すぐ、助けるからな！」

テツヤ「ちょっと！赤司君！‥‥行ってしまいました。追いかけましょう！」

全員「あぁ！」

征十郎「大丈夫か！」

來「だ‥‥れ？こんな真夜中に、何のようだ？」

質問を質問に返された征十郎はキレギミでもう一度問いただした

征十郎「大丈夫か？」

來「大丈夫‥‥だが？」

大丈夫だった事に征十郎達は安堵した

テツヤ「良かったですね？赤司君」

來(赤司‥‥赤司‥‥‥‥兄者？)

テツヤ「何をしていたんですか？」

來「‥‥拾っていただけだよ？」

來はいち早くこの空間から抜け出したかった
そして、ちょうどいいタイミングで
影片みかが迎いに来た

みか「オーイ！赤君そろそろ、戻ってきぃやー！」

來「みー君？どうしよ‥‥これ」

みか「んあ？それなんなん？」

指差ししながら來に問う影片
すると來は苦笑いなのか泣いているのか読めない表情で答えた

來「‥‥天祥院‥‥英智に目の前で壊された」

みか「‥‥そうなんや。もう、これ使えへんなぁ？埋めとく？あ、嫌やったらいいんやで？せーへんでも！」

來「そうするよ」←

みか「決断早いなー！」

影片が驚くのも無理はない
大切なものをすぐに埋めると決めたからだ