検索窓
今日:11 hit、昨日:6 hit、合計:87,241 hit

45話 ページ46

.



準備が終わり和成から着いたと連絡がきた。


「おまたせ」


和成「…後ろ乗って」


「う、うん」


なんか素っ気ないなと思いながらも、自転車の後ろに乗り和成の腰に手を回す


それだけのことでも私の胸は高鳴る…






自転車を走らせ30分程で和成の家に着いた




和成「上がって」



「お邪魔します」



和成「今誰もいないし言わなくていいよ」



「そ、そんな訳にはいかないよ」



和成の部屋に案内され机に向かい合って座った。



初めて和成の家に来たから変に緊張する…




「それじゃまず何から始める?」



高尾「数学から宜しくでっす」



「はーい」



教科書を開き解き方を私なりに教える。


和成…なんか解き方分かって聞いてる気がするのは気のせいかな?


「和成…私が教える程でもないじゃん」



高尾「うん。だって俺解けない訳じゃないし」



「え?じゃー何で私呼んだのよ」



高尾「会いたかったからに決まってんじゃん」




少し照れ臭そうに笑う彼にドキッっとした。


会いたいと思ってたのは私だけじゃないんだ






それがたまらなく嬉しかった。






「そっか」





高尾「はぁ〜やっぱり勉強は疲れるわ!」



どさっと音を立てベッドに横になる和成。



高尾「Aー」



「なに?」



高尾「こっち来て」





こっちってベッドの上?下?



私はテンパりながらもベッドの下に腰掛ける




高尾「ちげーよ!こっち!おいで」



ベッドの隣を叩きながら呼ばれ私はベッドに座った。



無駄にうるさい心臓の音が和成に聞こえないか心配になる。



こんなシチュエーションは慣れていないから…





高尾「俺ん家いくって分かってんのにスカートなんて着て、誘ってんの?」




後ろから抱きしめられ耳元でそんな事言うもんだから、私は耳まで赤くなる。



「そんなつもりじゃ…」



高尾「見た瞬間可愛くて直視出来なくてさ…俺素っ気なかったよな?ごめんな」



「ううん」



わざと素っ気なくした訳じゃないんだ。



嬉しくてついつい口元が緩む。




.

46話→←44話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
336人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

ろん(プロフ) - フルネーム…?? (2017年12月27日 14時) (レス) id: 8d7d8fb0a3 (このIDを非表示/違反報告)
( 裕 ) ¦ な ~ ちゃ ッ く !!(プロフ) - すごく面白いです!続き楽しみです!!あと、赤司くんのやつも更新して頂けたら嬉しいです。 (2017年2月17日 17時) (レス) id: 14685325bc (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 美友さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです(´-`).。oO(続編もよろしくお願い致します!! (2015年10月16日 22時) (レス) id: 8355c2edd2 (このIDを非表示/違反報告)
美友(プロフ) - もうにやにやしながら毎日読んでます( ̄∇ ̄) 続編みたいです!! (2015年10月16日 19時) (レス) id: 5e0c93aa92 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - パフェさん» 甘える宮地さんが書きたくなってしまいました(笑)←これからも頑張りますのでよろしくお願い致します!コメントありがとうございました(´・・`)! (2015年10月9日 23時) (レス) id: 8355c2edd2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みく | 作成日時:2015年9月18日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。